↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

45/95

45 ギルドのヤバイ奴 別視点

宜しくお願い致します


 最近、査定所にヤバイ新人が入った。名を詩織。マスタージローを彷彿とさせる名前通り、異世界人らしい。マスターが信頼しているくらいには。有能で査定は正確。子供にとても優しい、と。コレだけなら優良物件なのだが、最近、ヤバイ奴だと判明した。どうやら、この国の王子に喧嘩を売っているらしい。衛兵がギルドから出るのを見張っているのだ。そして、この女、消えるのだ。そして、気付いたら従魔を沢山従えていた。


「次の方、どうぞ~」

「よ、宜しく」

「はい…。ふむ、スモールラットですか…。スラムの下水ですか?」

「あ、ああ、そうだ」

「…お一人で?」

「…なんだよ?」

「いえ、アレに噛まれると病気になる場合がありますので。気を付けて下さいね。銅貨5枚です」

「お、おう」

「ご利用ありがとうございました」


 …チッ、読まれてたぜ。一人じゃなくて3人で袋叩きだったんだ。…そういえば、バリーが噛まれてたな…。まぁ、大丈夫だろ。


 闇ギルドに手配されてるアイツを狙ってるのは俺だけじゃない。他の奴はガキを人質にって考えてる奴もいる。最近は熊野郎が守ってて、狙おうもんなら腕をもがれた奴がいるとか。誰がB級の上位に喧嘩なんて売るかよ。


「女はまだか?」

「ギルドから出ないと狙えねぇよ」

「無理矢理引っ張ってこいや」

「ジローに殺されたくねぇな。テメェでやれよ」


 あの女の近くには確実に護衛がいる。熊野郎か、ジロー。最近じゃ、従魔も侍らせてる。ギルドから出れば行けるのに。どんだけ仕事好きなんだよ…。


「あの女をおびき寄せる策がいるなぁ…」

「何か思いついたか?ライリー」

「アイツ、廃品回収が趣味らしいじゃねえか。それなら、いろんな物が流れる下水にご招待しようじゃねぇか。なあ?」

「…それなら、依頼で出してみるか」


 スモールラットが増えてきたから、俺達だけじゃ、奥に行けなくなったからな。一石二鳥って言うんだろ?異世界人。熊野郎もそこで始末だ。


「…それなら、他の冒険者に頼みな」

「出来れば廃品回収もして欲しいんです」

「…私が行きましょう」

「…いいのか?」

「ええ。鼠害は危険ですし。それに、頼れる味方が居ますから」


 掛かったっ!後は人を集めるだけだ。


「早速行きましょうか」

「うえっ、し、仕事はいいのか?」

「ええ。…ですね?ギルマス」

「おう。行ってこい、行ってこい、楽しんでこい」

「…ふふっ。ええ、楽しみますね」

「…?」


 なんだよ。そんなに楽しみかよ。下水だぞ。しかも、ガキンチョ共も熊野郎も全員だ。頭イカレてるだろ。


「コチラは初めて来ましたね。とても良い経験です。ね?」

「うんっ、ゴミをもってくればいいだけでしょっ?」

「ごみっ」

「ええ。私が根刮ぎ貰いますよ~」


 脳天気に会話しやがって。…しかし、どうやって仲間を呼んだらいいんだ…。…なんだよ、見るな、ウサギ共がっ。


「そ、そのウサギ達は従魔なのか?」

「ええ。私の肩の子たちもですね。後はリリー」

「はいっ」

「不安かもしれませんが、敵は排除しますから、ご心配なく」

「そ、そうか」


 …両肩の芋虫もかよ。しかも、見たことねぇぞ。あんな赤。


「ここがそうだ。俺の案内はここまでだから、後は頑張ってくれ」

「ええ。…皆さん、始めますよ~」

「「「おーっ!」」」


 急いで仲間を呼びに行かねぇとなぁ!


「…ふふっ」

それは、そう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。