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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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38 雑草の力

宜しくお願いします(*´∀`*)ノ


「メリーちゃんは字は書けますか?」

「…?ええ、書けるわ」

「それなら、コレに名前をお願いしますね」

「…カード?」

「ええ。暇な間、本を読めるようにしておきますので」

「…はい」

「スタンプを押して…、と。はい、コレで鍵付き以外は全て読めますからね」

「ありがとう」

「いえいえ、お留守番、お願いします。では、皆行きますよ~」



 必要な道具を買い、来たのは北の森。何故かと言うと、作り方が恐らく途絶えた方法であるからと、図鑑曰く、臭いが凄いとありました。流石にテロはしたくありませんので、誰も居なそうな所プラス、もし、失敗しても、直ぐに採取が出来る状態にしたい。と言ったところですね。


「先ずは繊維を壊すためにすり鉢でゴリゴリ…と」

「もう、青臭いな…」

「ダルトンさんは周囲を警戒して下さいね?」

「おう。ウサギ達も周りを警戒頼むな」

「「「はいっ」」」

「ミーナは草取りするねっ」

「マナもっ」

「…警戒する」


 うんうん。メリーちゃんの為にも皆ヤル気十分ですね?


 ダマになったところで、蒸籠で蒸す…と。


「ぐぅッ、凄い臭いだな…。コレでは魔物も近寄らんだろう?」

「いえ、それが、そうでもなくて、キャタピラーを呼び寄せるらしいです」

「好きな臭いというやつか…。虫はよくわからんな…」

「ええ、なので、警戒をお願いします」


 嗅覚が優れる者ほど刺激臭は辛い模様ですね。様子を見に来たメリーちゃんは、顔をしかめて、図書室に逃げ込みました。


「ホントにきたっ」

「みどいだんごむしっ」


 キャタピラー。大きな芋虫ですね。普段は木の上等にいるはずなので、直接見るのは初めてですね。


「ピキーッ!」


大人しいはずですが、興奮しているご様子。そんなに美味しそうですか?ですが、残念ながら、コレはあげられません。


「はっ!」

「ピギッ…、ピギーッ!」


 …リリーの蹴りでは少し後退るだけ、ですか。流石は青ダンゴムシ。ですが、此処には頼れるクマがいるんですよ。


「ふんっ!」

「ピギャッ…」


 おおう…。青汁クマ…。


「コイツも吸収しておけ」

「あ、はい」


ーポン…。

〈キャタピラーを吸収。図鑑に登録。3%。〉


 そう言えば、キャタピラーは糸を吐き出すんですよね。素材化出来ないでしょうか?…まぁ、今は蒸し作業です。


「本当にコイツらだけ寄って来るんだな…」

「私的には美味しいので、ありがたいですけどね~」


〈キャタピラーを吸収。図鑑を更新。60%。〉


 やっと蒸し終わり、大鍋で今はぐつぐつ煮てます。ここまでしないと、薬効成分が溶け出さないとか。手間が掛かる草ですねぇ…。


「ぐぅむ。更に臭いとは…」

「キャタピラーの変異種も釣れるらしいので注意をお願いします!」

「本当にそれが薬になるのか…?」

「いえ、原材料なので、後1つ必要です」

「…確か、変異種の砕いた魔石だったか?」

「ええ。素材から来てくれるなら万々歳です」


 問題点があるとすれば、変異種の数が凄く少ない事と何気に討伐指定Bな事。…芋虫がB?いったい、どんな虫さんなのやら。


〈キャタピラーを吸収。図鑑を更新。90%。〉


 どんどん来ますね。流石にダルトンさんが居なかったら大変でした。


「ビゴーッ!」

「…ッ、来たぞッ!」


 独特な鳴き声で来たのは、赤色のキャタピラー。凄い刺激色ですね?


「俺もコイツは初めてだ」

「…そんなに珍しいんですか」

「…ギルドに持って行ったら一騒ぎあるだろうな」


 魔石以外は吸収するので問題無しですね。図鑑が完成して、尚来るなら、持って行きますけど。希少ならこの個体だけでしょう。

運が上がりフラグを立てる=

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