37 家族
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
「しかし、魔物が喋るとはな…」
「ええ。人型は予想してましたが、ウサギ達まで可能とは、思いませんでした」
今は自己紹介の途中。改めて宜しく会ですね。
「ミーナよっ」
「マナはね、マナなの」
「…ロイ」
子供達からの、先制攻撃、挨拶っ。対するは?
「バーニィです。宜しく」
「アルですわっ」
「クリスっ」
三匹のウサギ達はバーニィが理性的、アルがお転婆お嬢様、クリスが甘えんぼ、で構成されてますね。…一気に姦しくなりましたねえ…。もしこれでオスにしたらどうなっていたことやら…。
「そして、コチラがリリーとダルトンさんです。仲良くして下さいね?」
「おう、宜しくなっ」
「皆でマスターを守りましょうね」
「「うんっ」」
「「「はいっ」」」
うんうん、丁度3人同士仲良くしてくれると助かります。…私って守られる側なんですか。
「しかし、目的は達成してしまいました。何かやりたいことはありますか?」
「はいっ、ウサギ狩りで貯金をふやすのっ」
「あ、そうそう。ミーナちゃん達に相談があります」
「…なーに?」
「ふふっ、そんなに堅くならずに。…3人とも、私の子になりませんか?」
「…保護者?」
「ええ、ロイ君。…孤児院の経営が破綻したのは知っています。出来れば、あなた達は健やかに育って欲しいのです」
「…他の子はだめなの?」
「私のスキルは知っているでしょう?あのお部屋に全員は無理なの。マナちゃんくらいの子なら引き取る事も考えてますけどね?」
「マナくらいのこ…、メリー…」
「…獣人でも?」
「ええ、私は子供好きですよっ、どんと来いです」
「…いいの?ほんとうに?」
「ええ。流石にお母さんはダメですよ?お姉ちゃんです」
「…ぐすっ、…うん、…うんっ」
「ぐすっ…うえ~んっ」
「…ズズッ」
優しく、3人とも抱きしめる。子供は宝、この子達が幸せになれるように頑張りますとも。
「お姉ちゃん」
「はい、ミーナ」
「えへへっ」
「おねちゃっ」
「な~に?マナ」
「あんね、すきっ」
「私もですよーっ」
キャッキャッ。
「…」
「こういうときは男は辛いな…」
ーポムっ。
「…大丈夫。皆のお姉ちゃんだから」
「…そうか、俺の事は兄貴で良いぜ?」
「……クマニキ」
「むぅ…、あり、か?」
やはり、男同士、仲良くなりますよね。いつでも頼って欲しいのですが。
そう言えば、ダルトンさん以外に獣人を見ません。…やはり、差別でしょうか。
「俺を怖がらない時点で信用出来るだろう?」
「…うん」
「めりもかぞくになうの?」
「ええ。会いに行きましょう」
「…うんっ」
聞いた話しでは、孤児は8人。ウチ2人は成人済み、後2人が問題で、スラム街で悪さをしていると聞きました。未成年でも、悪いことをしている者を更生させてまで引き取りたいか?私は聖人君子ではありません。
「ここよ」
「コレは…、…もっと早く保護するべきでした…」
どう見てもボロボロの家屋。いつ崩れてもおかしくないです。
「メリー、いる?」
「めり~」
「…どうしたの?」
現れたのは羊の獣人の子供。…明らかにガリガリの女の子…かな?
「こんにちは、あなたがメリーちゃんですか?」
「…うん、ふんふん、…あなたがこの子達の事を良くしてくれてる人ね」
「え、ええ。…出来れば、あなたもその中に入って健やかに育って欲しいのです」
「…私の姿を見ても尚言うのね?」
「異世界人はそんなこと気にしないです」
「…そう。…それなら、こほっ、こほっ」
「めり、びょうきなの…」
「…お医者さんには?」
「この国に獣人を見てくれる医師なんていないぞ?」
それは、なかなか根深そうですねぇ…。人も獣人も何が違うと言うのか。腹が立ちますね。一先ず此処は良くないことは確か。
「取りあえず、[図書室]へ」
「…凄いわね、こほっ」
「いらっしゃいませ~」
「ようそこ、図書室へ」
「新しい子ねっ」
「…?」
まぁ、何処から聞こえるか分からないですよね。
「ただいま戻りました。そうだ、メリーちゃん、髪の毛を少し切っても?」
「…ええ」
髪の毛がかなり長いのでコレならステータスが見れるくらいは行けると良いのですが。
名前:メリー
年齢:5
種族:獣人
体力:2
力:3
知力:15
魔力:0(20)
俊敏:3
器用度:4
運:1
状態異常 喘息、魔力失調症、風邪、栄養失調
よし。出ました。後ろ二つはご飯を食べて暖かくしていれば大体は直りそうですが、喘息、ですか。あのような場所ならなりますよね…。この子達が平気なのは普段から外に出ているから、ですかね。後は聞いたことがない、魔力失調症。
「めり、なおう?」
「…ええ、お腹いっぱいご飯を食べてお薬を貰えれば」
「おくすり…」
「獣人に処方はしてくれないぞ?」
「ええ。分かっています。私が作ります」
「どうやって…、いや、ザザ草かっ」
「はい。作り方なら本があります。この子達が持ってきてくれたから在庫も沢山、後は作る場所と道具さえあればいけます」
必要なのはすり鉢、蒸籠、鍋ですね。…獣人は助けない?ならば、私は万能薬を作りましょう。
THE雑草の出番(゜Д゜)




