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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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36/94

36 3冊の力

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 取りあえず、子供達はダルトンさんに任せて、私とリリーのみ出撃です。リリーも3冊は読み終えたらしいので、早速、兎蹴格闘術なるモノの確認ですね。一応竹槍も持ってきました。


「先ずは、木に蹴りを入れてみましょうか」

「…」こくり。

「ふっ!」


ードスッ…。


 …ど、どうなんでしょうね?…やはり、実戦でないと分かり辛いです。


「なんだ、ダルトンの奴に見捨てられたのか?」

「…リリー。後ろに」

「どうやって消えてるか知らんが、お前には金になってもらうぜ。…ついでに後ろのかわい子ちゃんもなぁ!」


 …見る限り、一人。…ふむ。ウサギで実戦のつもりでしたが、コレに相手をしてもらいましょうか。


「リリー。サンドバッグが来ました。蹴ってみなさい」

「…」ニヤリ。

「あ?その子から相手してくれるのか?」

「…ええ。あ、そうそう、ダルトンさんなら後ろに」

「…っ」

「いませんっよ!」


 喰らえ、兎蹴格闘術とクマソバットのコンボを!


ーボキィッ!

  

「ぎゃっ、…不意打ちかよっ…、おごっ、ぶはっ、ぐげっ……」


 ふぅ。気を失いましたか。…私の不意打ち蹴りでも行けるモノですねぇ。…取りあえずグルグル巻きにしましょうか。


「…」ぷくぅ。

「はいはい。お待たせしました。どうぞ~」


 冒険者同士の戦闘はご法度。剣を抜いて来た時点で明確な敵です。しかも、リリーに危害を加える発言。私への害意。アウトです。


「ですよね?ダルトンさん」

「ああ。森の中で敵意がある時点で駄目だな。それに、そいつ前のやつだぞ?」

「…?あ~。素材グズ男の仲間ですか」

「匂いで覚えているから、間違いない」


 流石クマ。言われるまで分かりませんでしたよ。


「リリー。やっておしまい!」

「…」こくり。


ードスッ!


「ぶはっ、ち、チクショウっ!解放しやがれッ!」

「するわけないじゃないですか。アナタはリリーのサンドバッグ係です。リリー、もっと、こう、腰を入れるんですっ」

「…」こくり。


「おっ、俺達の後ろにっ、だ、だっれがいるっか、わかっ、てんのかっ」


 …喋りながら蹴られてよく舌を噛みませんね?


「…美少女に蹴られるなら本望でしょう?」

「…ふざ、…けん、…な」

「リリー、顔もサービスで蹴りましょうね」

「……」

「あら、気絶でしょうか?…とどめは竹槍ですね」

「…」こくり。


〈ダリーを吸収。図鑑が完成しました。〉

<鉄の剣を吸収。図鑑に登録、45%。〉

<皮の鎧を吸収。図鑑に登録、19%。>

<普通の布を吸収。図鑑に登録、12%。>

<皮の靴を吸収。図鑑に登録、19%。>


 やはり、人間は美味しい。悪人ならばウエルカムですねぇ。


「死んだら何も残らないとはな。こうはなりたくないもんだ」

「自業自得ですし。…子供達はどうしました?」

「ウサギ達が相手にしてくれてるぞ」

「送還しようか悩みましたが、しなくても良さそうですね~」

「賢いからな。問題ないだろう」


 取りあえずは蹴りで成人男性が戦闘不能になるのは確認出来ました。リリーもやれば出来る子なのが分かりましたからね。それに、図書室Pも使うか考えなければ。


「ただいまです」

「あ、しーっ」

「むにゃむにゃ…」


 あら、マナちゃんがお眠りですね。三匹も身を寄せて寝てます。…いえ、耳がピクピク動いてますね。


「…そのままで…」


 取りあえず、図書室Pを使いましょうか。流石に10Pは高すぎますね…。どれだけレアな魔物を倒せと?運が良くないと会えないでしょ。…運?…上がりましたね…。


〈図書館に改装10P〉

〈図書室を拡張1P〉

〈前世で読んだ本を3冊、1P〉

〈図書室で飲み食いする権利5P〉

〈従魔思念伝達拡張機能1P〉

〈アップデート待ち。〉


 ふむ。リリー達が喋れないのはデフォで、この従魔思念伝達が無いと駄目なのでしょうか?…しかし、図書室の拡張も欲しい…。うむむ…。うーん、今の所手狭ではないので、この〈従魔思念伝達拡張機能〉を取りましょう。


〈従魔思念伝達拡張機能を解放します。〉


 …、特に何かアクションが有るわけでは無いと。リリー達に話しかけてみましょう。


「リリー。会話は可能ですか?」

「はい、マスター」

「これは、驚いたな。会話も出来るのか…」

「貴重なPを使いました。喋れた方が圧倒的に絆が深まりますからね。これからも宜しく、リリー」

「はいっ」


 思念伝達ですから、離れても携帯電話の様なやりとりも可能なのかもですね。コレも用検証です。


「むにゃむにゃ…、うさぎしゃん」

「ご用件は?」

「なんですの?」

「呼んだ?」

「むぅ?」


 …喋るウサギがそこには三匹おりました。





上からマーダー、キラー、ホーンです。

キエーシヤベッター((((;゜Д゜))))

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