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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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33/95

33 ウサギ図鑑

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 情報によると、ホーンラビットは進化すると色で分かるそうで、どんどん暗い色になればなるほど危険な個体だとか。クソ王子は近衛の制止を聞かず突貫し、枯れ枝を振り払うが如く、足を蹴り折られたそうです。勉強すれば直ぐに分かることらしく、一般冒険者は茶色のウサギが出たら、直ぐに警戒するのが当たり前だとか。


「わたしでもしってることよ?」

「…茶色は危険」


 今現在は他の冒険者と一緒にウサギ狩りに来ています。ミーナちゃんとロイ君は狩りの経験あり。マナちゃんはクマ号の肩車で司令係ですね。一応リリーも居ますが、有事の際は直ぐに図書室に隠します。武器は竹槍を与えてみましたが、果たして使えるのか…。鉄製は持ち上げられませんでしたから、弓矢も難しいでしょうね。…私も竹槍です。


「詩織、それで行くのか?」

「ええ。本当は後方待機が一番ですが、子供達が頑張るのに、私だけ何もしないのは、自分が許せません」

「…そうか。油断するなよ。キラーラビットが出たら任せろ」

「ええ。マナちゃんも宜しくお願いしますね?」

「あいっ、くましゃん、ごぉ~」


 しかし、肥えたウサギの多い事。あちこちで戦闘音だったり、悲鳴だったり聞こえます。


 …ふむ、来ますか?ウサギさん。


ーブゥッ!


「はっ!」


ーズブッ…。


 突進してくるなら、槍は置くだけっ!…真に置けば、私でもやれますね…。


〈ホーンラビットを吸収。図鑑を更新。40%。〉


 肥えた個体の内臓とかを貰っての40%ですね。一匹辺り6~7%ですかね。頑張らねば。


「みてみて!ウサギ!」

「凄いですね~。茶色がいたら直ぐにクマさんに言うんですよ」

「うんっ」


 あまりにも取れすぎるなら、私が買い取りも視野に入れるべきでしょうか…?


ーガサガサっ…。


 来ますか、ウサギさん。茂みの良さそうな所に竹槍をスタンバイ!…ッ!早っ。


ーヒュッ、ズブズブッ…。ぷらんぷらん…。


 凄い勢いでの突進…。い、一体何を刺したのか…?…。茶、いえ、黒茶?…き、吸収します。


〈マーダーラビットを吸収。図鑑に登録します。50%。〉

、

 …キラーではなく、マーダー?…ふむ。


「ダルトンさん!へーるぷ!」

「どうした!?」

「ま、マーダーがいましたっ」

「なんだと!?ど、何処だ!」

「…あ、たおし、ました、ね」

「…マーダーラビットをか?」

「はい。槍に真っ直ぐ突っ込んで来たんです」

「…凄いな。俺でも苦戦する奴なんだが」

「茂みで見えづらい状態での突進だったからでしょうね…。運が良かったと思います」

「吸収したのか?」

「ええ。後1匹で完成します」

「中々お目にかかれないからなぁ…」

「おねちゃ、いたい?」

「いえ、お姉ちゃんはとても運が良いので平気でした~」


 なでなで…。…しゃがんで下さい。…なでなでして、槍を確認。流石古来からある槍衾。待ち槍しか勝たんという奴です。


 しかし、ビギナーズラックという奴ですね。本来なら図書室逃げ込み案件ですよ…。




〈ホーンラビットを吸収。図鑑が完成しました。〉

〈キラーラビットを吸収。図鑑を登録。10%。〉


 やっと完成しましたね。キラーラビットも1匹、何故か槍に突貫してきたおバカがいました。竹槍の真ん中に角がジャストフィット。ぷらんぷらんしながらダルトンさんに狩られましたね。


「お姉ちゃん、いっぱい取れたよっ」

「…」


 うわぁ…。ロープで括られているウサギが沢山。飽和しそうですね…。干し肉かな?…よく見たら茶色のウサギもいますね。…クソ王子は子供以下ですか。…ふっ。

ウサギの簡単な狩り方を子供たちは熟知しています。脈々と伝わる技ですね。尚王子。

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