33 ウサギ図鑑
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
情報によると、ホーンラビットは進化すると色で分かるそうで、どんどん暗い色になればなるほど危険な個体だとか。クソ王子は近衛の制止を聞かず突貫し、枯れ枝を振り払うが如く、足を蹴り折られたそうです。勉強すれば直ぐに分かることらしく、一般冒険者は茶色のウサギが出たら、直ぐに警戒するのが当たり前だとか。
「わたしでもしってることよ?」
「…茶色は危険」
今現在は他の冒険者と一緒にウサギ狩りに来ています。ミーナちゃんとロイ君は狩りの経験あり。マナちゃんはクマ号の肩車で司令係ですね。一応リリーも居ますが、有事の際は直ぐに図書室に隠します。武器は竹槍を与えてみましたが、果たして使えるのか…。鉄製は持ち上げられませんでしたから、弓矢も難しいでしょうね。…私も竹槍です。
「詩織、それで行くのか?」
「ええ。本当は後方待機が一番ですが、子供達が頑張るのに、私だけ何もしないのは、自分が許せません」
「…そうか。油断するなよ。キラーラビットが出たら任せろ」
「ええ。マナちゃんも宜しくお願いしますね?」
「あいっ、くましゃん、ごぉ~」
しかし、肥えたウサギの多い事。あちこちで戦闘音だったり、悲鳴だったり聞こえます。
…ふむ、来ますか?ウサギさん。
ーブゥッ!
「はっ!」
ーズブッ…。
突進してくるなら、槍は置くだけっ!…真に置けば、私でもやれますね…。
〈ホーンラビットを吸収。図鑑を更新。40%。〉
肥えた個体の内臓とかを貰っての40%ですね。一匹辺り6~7%ですかね。頑張らねば。
「みてみて!ウサギ!」
「凄いですね~。茶色がいたら直ぐにクマさんに言うんですよ」
「うんっ」
あまりにも取れすぎるなら、私が買い取りも視野に入れるべきでしょうか…?
ーガサガサっ…。
来ますか、ウサギさん。茂みの良さそうな所に竹槍をスタンバイ!…ッ!早っ。
ーヒュッ、ズブズブッ…。ぷらんぷらん…。
凄い勢いでの突進…。い、一体何を刺したのか…?…。茶、いえ、黒茶?…き、吸収します。
〈マーダーラビットを吸収。図鑑に登録します。50%。〉
、
…キラーではなく、マーダー?…ふむ。
「ダルトンさん!へーるぷ!」
「どうした!?」
「ま、マーダーがいましたっ」
「なんだと!?ど、何処だ!」
「…あ、たおし、ました、ね」
「…マーダーラビットをか?」
「はい。槍に真っ直ぐ突っ込んで来たんです」
「…凄いな。俺でも苦戦する奴なんだが」
「茂みで見えづらい状態での突進だったからでしょうね…。運が良かったと思います」
「吸収したのか?」
「ええ。後1匹で完成します」
「中々お目にかかれないからなぁ…」
「おねちゃ、いたい?」
「いえ、お姉ちゃんはとても運が良いので平気でした~」
なでなで…。…しゃがんで下さい。…なでなでして、槍を確認。流石古来からある槍衾。待ち槍しか勝たんという奴です。
しかし、ビギナーズラックという奴ですね。本来なら図書室逃げ込み案件ですよ…。
〈ホーンラビットを吸収。図鑑が完成しました。〉
〈キラーラビットを吸収。図鑑を登録。10%。〉
やっと完成しましたね。キラーラビットも1匹、何故か槍に突貫してきたおバカがいました。竹槍の真ん中に角がジャストフィット。ぷらんぷらんしながらダルトンさんに狩られましたね。
「お姉ちゃん、いっぱい取れたよっ」
「…」
うわぁ…。ロープで括られているウサギが沢山。飽和しそうですね…。干し肉かな?…よく見たら茶色のウサギもいますね。…クソ王子は子供以下ですか。…ふっ。
ウサギの簡単な狩り方を子供たちは熟知しています。脈々と伝わる技ですね。尚王子。




