31 蹴り 王子視点
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
「まだ捕まらぬのか!」
「…はっ、ギルドを見張っていますが、一向に出て来ません!」
一体どうなっている?宿屋にも行かずギルドで寝泊まりしているとでもいうのか…。クソッ。
「気に入らんな…。狩りに出掛けるぞ!」
「はっ」
前は兵を甚振ればストレスも解消出来た。…だが、勇者と剣聖がそれをすると烈火の如く怒るので、今では森で獣に八つ当たりで解消している。レベルも上がるし弱い獣を狩れるしでウィンウィンという奴だ。
「はっはーッ!ノロマだなぁ!!」
気分は爽快、この上ないなぁ!前より、更に強くなったのではないか?
「…殿下、森の様子がおかしいかも知れませぬ」
「ぬ?どうした?今日はすこぶる気分が良いというのに」
「…いえ、気のせいだと思いまする」
「ならばよい。私に続け!今日はウサギ狩りだーっ!」
「はっ」
まったく。心配性は昔から変わらぬ。此奴の良いところでもあり、悪いところでもある。…しかし、本当に今日は良く狩れるな。
「はっはーっ!弱い弱い!所詮はウサギ!人間様に勝てる道理などないのだーっ!」
こんなに狩れるならば、勇者も剣聖も楽に勝てるかもしれんな!…む?茶色いウサギ?
「殿下っ、危険です!」
「なーに、所詮はウサギ!仲間の元に送ってくー」
ーボギィッ!
「ホギャーッ!!」
「殿下ッー!!」
な、何が起きた!?お、俺の足が!?よりにもよってあのクソジジイにやられた場所かよっ!
「キラーラビットです!お逃げください!」
「き、キラーラビットだと?!何故そんなものがっー」
ーギィインッ。
「っ、はあっ!」
こ、近衛でも苦戦するウサギ?!い、いや、彼奴ら増えてきている!?
「お、俺を守れっ」
「…失礼致しますっ!」
「おわっ」
「皆、殿下を守るために後ろは任せるぞ!」
「はっ!」
くっ、この屈辱、忘れんぞ…。……。
「はっ、ここは…」
「殿下ッ、気がつかれましたか。…ヒーラーに直して貰いました、…ですが、筋肉までズタズタになっていたらしく、リハビリが必須であるとの事であります」
「…、そうか」
「また、キラーラビットの件はギルドに通達しました。解決するまでは森での狩りはお控えしてください」
「ッ、暫くは森はよい…。たかがウサギと舐めたツケとはな。…他の近衛は?」
「はっ、重傷ではありますが、皆、生きております」
「ならば、よい」
「殿下。如何様な罰も受ける所存です」
「よいと言っているッ!」
たかがウサギ、されどウサギか。コレで此奴らを罰したら、俺はウサギ以下になる。それだけは自分が許せん。
「強くならないといかんな」
「リハビリをしながら剣の稽古でもしますか?」
「それも、良いかもな」
せめて、自分の身を守れる位は欲しいものだ。
「後、破落戸からの情報でゴブリンキングを勇者が倒した…と」
「…それがどうした?」
「はっ、その際に賢者様の魔法でゴブリン共を細切れにしたらしい、との事です」
「だから、それが何だと言っている!」
「ウサギ共が異常に肥えておりました」
「…っ」
「餌になったのでは、と我らは予想しました」
「…おのれ、…おのれぇッー!!」
ダウンからのアップざまぁ。(o´∀`)b




