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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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22/94

22 クマ格闘術

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


連投ですっ(*・ω・)ノ


ーポン…。

<ジローからスキル[払い切りLv1]をラーニング。ジローへ力+2。>


 …払い切りですか。使うか、使わないか、うむむ。


<ダルトンからスキル[クマソバットLv1]をラーニング。ダルトンへ、体力+2。>


 …2冊目でもラーニングしますか。比較的取得しやすいのでしょうか?…ソバット…。ソバットって何でしたっけ?


「ダルトンさん、クマソバットってどういう技ですか?」

「む?ラーニングしたのか」

「ええ。恐らくはどんどん確率が低くなると予想していますが、レア度とかも関係してるかもです」

「俺たち熊人なら誰でも持ってる、クマ格闘術の内の一つだな。こうやって、こうだッ」


 実践してくれたのは重そうな身体からは想像出来ない、ジャンプ回転蹴り。…なるほど、それがソバット…。確かにスキルか?と言えるほどのオーソドックス差ですね。


「俺からも何か取れたのか?」

「はい、切り払いですね。一応、恩恵として、マスターに力が2プラスされますので、一方的なものではないとだけ」


 お世話になっている人には正直でいたいですからね。まぁ、本を読むと更に強くなるのはまだ言ってませんけど。


「切り払いかよ…。剣持ってねぇじゃねぇか」

「ハズレ枠だな、マスター、くっはっは」


 クマが大笑いするのは迫力がありますねぇ。


「本当にマジで見る目が無かったんだなぁ…。あのボンクラ王子」

「嘘を吐きすぎて鼻が目まで伸びたんですよ」

「何だそりゃ?」

「…ああ。私のいた世界の童話です。木の人形に魂が入るんです。それで、嘘を吐くと鼻が伸びるんですよね」


 若干のうろ覚えですけど。


「リビングドールの変異種みたいだな」

「もしくはトレントか?」

「作り話ですからね?」


 そんな事言ったら桃太郎なんて、敵はオーガですよ。


「そんな事はどうでも良いんだよ。査定所にスタンバッテ欲しいんだ」

「…何かありましたか?」

「勇者方が凱旋する…」

「ワタシマダヤスミデスノデー」

「特別手当を出そう!」


 …ほう?


「に、2枚でどうだ?」

「銀貨3枚です」

「ぬぐっ、銀貨2枚と銅貨3枚…」

「銀貨3枚です」

「ぎ、銀貨2枚と銅貨7枚…」

「…まぁ、良いでしょう」


 今日の支出がチャラですね〜。…最初の2枚って銅貨の可能性もありましたよね。…食えないオヤジです。着替えて、査定所にスタンバイ。


「俺は酒を頼む」

「酒熊は酒場に行って下さい」


 そもそも、私はウェイトレスではありませんよ?おろおろしてるアンナさんも、受付嬢の仕事があるでしょうに。


「金を落としてけ〜」

「…マスターがいつの間にか呑んでるんだが?」

「知りませんよ。アンナさん、仕事しましょう」

「はいっ」


 おかしいですね。いつの間にかバイトリーダーみたいな立場にされてる気がします。


 早速のお客様です。…見た感じ小袋しか持ってませんね?冒険者に成り立ての青年って感じです。


「さ、査定をお願いします」

「はい、確認します。…ゴブリンの耳ですね。…12個?…あの、ゴブリンは何処に居ましたか?」

「うぇっ、北の森周辺です、けど」

「…死体は焼きましたか?」

「はい」

「ふむ。…先ずはこちら、討伐報酬の銅貨6枚です。しばらくお待ちくださいね?」

「あ、はい」


 お金を渡して、少し待っていてもらいます。


「マスター!」

「おう、なんだ〜」

「ゴブリンの小隊が北の森周辺です」

「…立て続けに不幸って来るのな…。坊主、詳しく聞かせてくれ」


 査定マニュアル、その12、ゴブリンの数に注意。普段は単独だったり、徒党を組んだりするゴブリン。しかし、上位種が現れると、途端に隊列を組む。特に、12匹の時は要注意。ギルドマスターに相談するべし。



詩織はクマレベルが2上がった!

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