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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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21/94

21 ギルド

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「じゃあね〜、お姉ちゃん!確かに銀貨2枚ね!」

「にぇっ」

「…ありがとう」


「ええ。取られない様に。…もし取られそうになったら、後ろにクマがいるって言うんですよ〜」

「後ろ盾ならぬ後ろ熊か…」

「もちろん、なってくれますよね?」

「…ああ。懐かれてしまってはな…」


 ツンデレクマさんめ。


「あっ!いましたっ!詩織さん、探しましたよっ」

「…どうしました?」

「こ、コチラにっ!」


 受付嬢のアンナさんにギルドに引き込まれました。…あのグズ男、まさかギルドに先に来て迷惑かけて来たとか?


「衛兵が詩織さんを寄越せって言ってきたんです…」

「…ああ。そっち方面ですか。そういえばクソ王子に懸賞金がなんたら言ってましたね」


 話半分に聞いてましたよ。どうせ嘘かと。そうですか。


「詩織、楽しかったか?」

「はい、マスター。トラブルはありましたけど、概ね、楽しみましたよ」

「それなら良し。しかし、厄介な奴に狙われたな…」

「ええ…。厄介なストーカーですよ。誠意か謝意はあるか聞いたら、反逆だの不敬だのといちゃもん付けられていい迷惑です」

「そ、そうか」

「不敬罪なんて最たる例です。実績も無いくせに敬えと?生まれしか誇れないなら、本当に恥ずかしい存在ですね」

「お、…おう」


 おっと。ついヒートアップしてしまいましたね。まぁ、真実ですし、本音です。


「恐らくは、ギルドから出るのを待ってるハズだ。どうする?」

「私の能力は宿屋には適しませんが寝泊まり可能です。寝袋さえあれば言う事無しなんですけどね。ご飯もここで食べれば生活可能ですし」


 匿って貰えるなら何処が良いか、なんて、脱出する時に勇者方に相談してますとも。


「…流石、考えてるな」

「マスター。詩織はガラクタ山の回収も可能だぞ」

「マジか。依頼したいくらいだぜ?」

「いえ、私には宝なので。休日にでも行きますよ」

「そうか?…助かる」


 宿屋に行く?ご飯屋?…残念ですが、ギルドなんですよね。


「コレが寝袋だ。後は食堂でだな」

「はい、いつも通り給料から引いて下さい」


 受付嬢は儲かります。能力次第ですが、私は算術も出来ますし、査定も、料理も出来ます。…おかしいですねぇ?…冒険者になる予定だったのに。


「次の休みの時に俺もガラクタ山に行く。全部片付けてくれたら、Dランクにするぜ」

「随分と早い昇格ですね?」

「使える奴を燻らすのは勿体無いからな。ダルトンから聞いたぜ?ゲイリーをぶっ飛ばしたってな」

「あ…、そうそう、それで思い出しました。コレ、ゲイリーの人生本なんですけど、後ろ暗い事の証拠になりそうなのと、密売人の名前が載っています。読みます?」

「本か…。報告書だけでも眠くなるんだよなぁ」

「薄っぺらい人生なので1、2ページです」

「…辛辣だな」

「襲われたので」


 死人に口なしですが、本になるなら、それが証拠になり得ますからね。まぁ、信じるなら、ですけど。


「コレで使えないだと?あのボンクラ、目ぇ付いてんのか?」


 ステータス至上主義らしいですし。まぁ、今ならあの下顎ボロボロにしてあげますけど。…にぎにぎ。


「…読めねぇな」

「あ、コチラに記入おねがいしますね」


 図書カードとスタンプで…と。


「お、読めるな…。…俺はガキの頃のアイツも両親も知っててな…、悪ガキだった。しかし、ここまでバカだとは思いたくなかったな…。トドメはダルトンか。…?クマアッパー?」


 シリアスさんがクマアッパーされましたね…。

このおチビにクマアッパー??

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