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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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20/94

20 廃品回収

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「もう大丈夫ですよ〜」


 図書室を開けて中を確認してみます。


「…くぅ、くぅ…」

「むにゃむにゃ…」

「……」


 寝てますね。椅子と机で寝られますか。私は身体がバキバキになりますよ。…そうだ。ロイ君の図書カードを私が勝手に作ったらどうなるのかの実験をしてみますか。


 ロイっと。スタンプもして…。どうなんでしょう?


<本人の了承が有りません。使用不可。>


 …なるほど?マナちゃんの時は代筆でしたからね。了承されたと。


「どうした?」

「しー…」

「むっ」


 寝る子は育つですからね。起きて呼ばれたら多分分かりますし、扉を閉めて、っと。


「どうしましょうか…」

「寝てしまってはなぁ…。そうだ。ガラクタ山と言われる廃棄品捨て場があるんだ。どうする?」

「…ほう。チリツモですから。お片付けも込みで行きます」

「まぁ、本来はチビ共の依頼だったりするんだが、危ない物もあるからなぁ…」

「…子供に与えるには危険な物があると?」

「ああ。見習い薬師のポーションとか、割れたビンとかな」


 確かに危険ですね。ガラクタと言うから家具類かと思いましたが、ポーションですか。異世界ですねぇ。


 クマさんに案内されるのは森の中とは。まるで童話ですね。


「ここだ」

「…本当に山ですねぇ」


 よく分からない物も有りますが、大体は木の何かしらの壊れた物。


「スラムのガキ共が薪になる物と鉄製の物は壊して持って帰るからな」

「なるほど。鋳潰して売ると」


 素材…。木のゴミは素材扱いになるのか…ですね。取り敢えず、よく分からない、木のゴミに触れてみます。


ーポン…。

<ナル木材を吸収。図鑑に登録。3%。>


「問題無しですね」

「だな。時間まで回収するか?」

「ええ。私には宝ですし」


 吸収し終わっても素材になりますからね。要らないのなら、貰いますとも。触れるだけで回収なら、時間もそこまで掛かりませんし。


<ナル木材を吸収。図鑑を更新、40%。>

<ダイアモンドを吸収。図鑑に登録。5%。>


 …おや?隠し財産でしょうか。残念ですが、図鑑が完成するまで出せないんですよね…。まぁ、持ち主が所有権を持っていたら吸収出来ないはずなので。私の物という事で。


<ナル木材を吸収。図鑑が完成しました。>


 ナルという木は一般的な木なんでしょうね。手持ち無沙汰では気まずいのでダルトンさんに読んでいてもらいますか。


「ダルトンさん。コチラを読んで待っていて下さい」

「おう。…ひ、開けんッ」

「え?…初回は私が読まないとダメ…とかですかねぇ…。なら、コチラをどうぞ」

「…コレなら読めるな」


 やはり、そういう事ですかね。…まぁ、いいです。続きですよ。時間は有限ですから。


<ナル木材を吸収。図鑑に蓄えます。>


 蓄え、ですか。…気になるっ、ですが、初志貫徹ですよっ。


<カル木材を吸収。図鑑に登録。2%。>


 新木材来ましたね。片っ端から吸収してるのでどれが、とか分かりませんけど。


<ゴル木材を吸収。図鑑に登録。6%。>


 比較的大きくて頑丈そうな木材でした。コイツが山の原因ですね。


<硝子を吸収。図鑑に登録。0.5%。>


 とうとう来ましたね危険なガラスゾーン。確かに割れて散らばってます。範囲吸収出来れば楽なのに。残念レベルが足りないってヤツですね〜。まぁ、手が切れても回復魔法さんがいますからね。チリツモです。


<粗悪品ポーションを吸収。図鑑に登録。5%。>

<毒液を吸収。図鑑に登録。9%。>

<初級ポーションを吸収。図鑑に登録。5%。>

<ガラス瓶を吸収。図鑑に登録。0.3%。>


 …美味しい様な、微妙な様な。ガラス君のチリ具合よ…。


ーピンポーンッ


「ふおっ」

「む?…どうした?」

「あ、いえ、子供達が起きたみたいです」

「…ふむ。ここまでだな」

「そうですね。全回収は次回に回しますよ」

「そうしておけ」


それでは図書室を開いて。


「お待たせしました〜」

「むぅ〜、お姉ちゃん遅いよっ」

「めっ」

「すみません、悪い人達を退治してたので。ね?ダルトンさん」

「おう。俺が…、詩織が追い払ったんだぞ〜」

「ほんと〜?」

「おう、こうして、くまーってな」

「しゅにぇー…」

「ぐぅ…」


 本当の事なので訂正できぬっ。


好感度稼ぐクマー( ̄(工) ̄)

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