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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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2 遅れた召喚

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


「やっと現れたぞっ」

「召喚士長が?!」

「急いで救護室へッ!」


 どうやら、色々とラファエッグ様とお話していたのが不味かった様子ですね。


 …勝手に召喚したので、遅れようが、私の所為ではないと思います。


「優吾殿、この方が最後の方で間違いないか?」

「…ああ。間違い無い。二宮童子です」


 ……二宮童子?…何です?その金次郎さんと座敷童子を融合させた様なモノは。


「二宮童子殿」

「…私の名前は楠詩織です。決して金次郎さんと座敷童子の融合体では有りませんよ」


 失礼しちゃいますよ。…金次郎さんはリスペクトしていますが、何ですか、座敷童子要素なんて無いお姉さんですよ?


「コレは失礼した。私はバルトメル国、騎士団長のハミルトンだ。王がお待ちしている、御同行願いたい」


 ガッシリした身体付き、金の短髪の渋いおじさまですね。右眉の上に深い傷跡。戦闘が身近でしょうか。


「…行くのは構いませんが、私は先に召喚された方々の様に突出した才は持ち合わせていませんよ?」


 自分用にとことん詰めた、図書室です。


「…鑑定の儀を受けて頂いてから色々と話合うのだ」


 話…ねぇ?使える人材なら傀儡に。使えないならその他色々。でしょうか。…図書室の用意は出来ておりますので。騎士団長の後を付いていきます。


「アンタ、詩織さんて言うんだな。俺達の間で害の無い不審者枠だったんだよ」


 不審者?…確かに、本を読みながらピッタリ付いて来るのは客観的に見るとだいぶ…。それで妖怪二宮童子…。


「二宮は分かります。ですが、コレでも23のお姉さんなんですよ?」


ガシャン…。


「ビックリしたなぁ。騎士団長、急に剣を落とすなよ」


「す、すまん。…優吾殿達よりも若いと見ていたのだが、そうか…。」


 確かにもやしっ子ですけど。ちっさいですけど!!


「ハミルトンだ。最後の召喚された方をお連れした」


 連れてこられたのは本が沢山ある部屋。素晴らしいです!


「鑑定士長。この者の鑑定を」


 水晶を持ったおじいちゃんがゆっくり近くに。


「ふむ、名は楠詩織、23才、能力他知力以外全てG。スキルは…図書室」


 思っていた通りの数値ですね。…他者から言われるとイラッとしますが。


「勇者の共ではないのか?」

「巻き込まれ召喚と言う奴です」


 そもそも、狙いはそこで合流した4人でしょう。棚ぼたが違ったからってあからさまに態度を変えるのはどうなのです?


「王様に会う必要は無いと思いますが?」

「その図書室っていうスキルが超有能とかじゃないの?」

 

 そう聞いてきたのは、4人の中の2人の女の子の1人。

「残念ですが、即戦力をお求めならあなた達だけで十分だと思いますよ?…私のスキル、図書室は私が本を静かに読みたい為に選んだスキルです。」


 細かい事を言うつもりはありません。この国が信用たり得るかも分からないのに。


「使えないスキルだ。騎士団長、俺達のパーティーにはいらないぜ」


 まるでこちらから入れてくれと頼んだかの様なセリフですね。


「と言う事なので、城から出て行っていいですか?」


 面倒な人達と関わるのが1番嫌ですし。


「またれよっ、賢哉殿も挑発しないで頂きたいっ」


 こんな子供達に振り回されて、可哀想なおじさまですね。


「スキルを見てから判断したいのだが、可能か?」


 「構いませんが、[図書室ではお静かに。]」


 早速起動します。



 

召喚された4人は勇者、剣聖、賢者、聖女、です。

あるあるですね。MP消費が激しい技を連打しがちなイメージです。_(┐「ε:)_

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