16 破滅への一歩 王子視点
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短めです(*・ω・)ノ
「まだ見つからないのかッ!」
「はっ、捜索していますが、両名共に見つかりません!」
「ぐぅ…。無能共がッ」
どいつもこいつも使えん奴ばかり、最近では勇者達も王城に近寄ろうともしてこない。衛兵を切っただけで顔が腫れるほど殴られたのも納得出来んッ!
「何が鉄拳制裁だ…。勇者の仲間で無かったら謀反で斬り殺しているぞ…」
もし、また衛兵を切ったら、次は腕を飛ばすと言われたのも納得したわけではない。寛大な心で許してやったのだ。
「ドリアン。おるかっ」
「はい、父上」
父上も父上だ。妾に入れ込みやがって。余計な政策しか出さない。…父上も老いたか?
「召喚士長が居なくなったと言うのは誠かっ?!」
「もう、1週間も前ですよ。父上」
「喧しいッ。彼奴は父上の代の忠臣だったのだ…。鑑定レベルもこの国で随一なのだぞ?!…何処だ!何処にやった!?」
ーバシッ…。
「…ッ」
「彼奴は病魔も鑑定が出来たのだっ、お前はその意味が分かるかッ!」
ーバシッ…。
「…」
「この、無能めッ、勇者を傀儡にするのも任せたら、近寄らんではないかッ」
「ぐう…」
おのれ、おのれっ、この屈辱、今に晴らしてくれるぞ…。
「失礼しますっ、件の女を発見しました!」
「女ぁ?」
「…スキルが使い物にならない、異世界人ですよ。父上。ソイツは何処だ?」
「はっ、町の冒険者ギルドにいましたっ」
「…チッ、ギルドか…迂闊に手を出すのはまずいな」
ギルドは国のものではない。下手をしたら冒険者が居なくなり、魔物の被害を兵士がやらなければいけなくなる。それこそ、金の無駄だ。
「はんッ、そんなだから逃げられるのだ。衛兵!直ぐにでも赴き、捕らえよ!」
「…宜しいのですか?」
「キサマ、このわしに意見するのか?」
「…失礼しました。皆、ギルドに行くぞ!」
「「はっ」」
「私も行きます。剣を」
「…はっ」
自ら蒔いた種だと殴られた。ならば刈り取ってくれる。
所詮は無能なスキル。剣聖とは行かずとも、剣士の端くれとして、斬ってくれる。
やっぱり腐るのは根っこからですよね〜。_(:3 」∠)_




