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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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15/94

15 完成

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


本日2本目です(*゜∀゜*)


 休日です。と言ってもやる事は冒険者です。


「貧乏暇なしとは言ったモノですね」

「子供に良い所見せるからですよ」

「否定はしませんが。コチラカードです」

「はい。確かに。おめでとうございます。Eランク昇格です。お返ししますね」

「ありがとうございます」


 アルバイトから5日。もう少しで図鑑が埋まると言うタイミングでの休み。ソレなら埋めてしまおうと言う魂胆です。


「初心者にオススメの所はありますか?」

「ソレなら私たちの秘密の場所をおしえてあげるっ」

「あげゆっ」

「あら、良いんですか?」

「うんッ、いつものお礼っ」

「おえいっ」

「ソレなら宜しくお願いしますね?私は詩織。お姉さんでも良いですよ〜」

「詩織おねぇちゃん」

「おねちゃ〜」


 うんうん。良い子達ですね。ナデナデしてあげましょう。


「子供の引率みたいだな」

「あ?」


ーギヌロッ


「ヒィッ」


 野次馬を無視して行きましょうか。先頭に案内役のミーナちゃん8歳、私、護衛役のマナちゃん4歳、転んでも大丈夫な様に、手を繋いでます。後は、無口なロイ君9歳。合計4人プラスアルファですね。


「ここが一番色々取れる所だよっ」

「ほうほう。良し、皆注目ですよ〜」

「「な〜に〜?」」

「……」

「売れる草、売れない草いっぱい持って来てくれたら、銀貨2枚差し上げましょう」

「いいの!?」

「ぎんか〜?」

「ふっふっふ。お姉さんは小金持ちなんですよ〜。皆あんまり遠くに行かないで下さいね〜」


 実はかつかつですが、今日中に図鑑を完成させたいので。人海戦術です。


「あんまり無理するなよ?」

「大丈夫です。護衛引き受けていただいて、ありがとうございます。ダルトンさん」


 そう。熊護衛です。Bランクなのに、安めの依頼料にビックリです。


「いっぱい持って来たよ〜」

「きたおっ」

 

 回収します。お〜。流石ですねぇ。まだ見ぬ草までゲットですよっ!


<ザザ草を吸収。図鑑を更新96%。>

<アカ草を吸収。図鑑を更新2%。>


 お?もうちょいですよっ!…しかし、ザザ草君。君あり過ぎじゃないですか?3人が持って来たのも殆どがザザ草です。


「…持って来た」

「はい。確かに」


 吸収もこの束ならば…どうでしょうか?


<ザザ草。吸収。図鑑が完成しました。>


ポンッ…。


 おお…。分厚い図鑑ですね…。え、ザザ草の事をこの厚さまで書いてあるんです?…早速読んでみますか。


ーパラ…。

 ザザ草。昔から存在する、万能薬の原材料にして、乾燥茶や軟膏等にも用いられる。ガッツリ薬草ではないですか…。…しかし、加工に手間が掛かり、すり潰し、蒸し、煮る工程が不可欠。…なるほど。


ーパラ…。

 主な群生地は比較的暖かい地域。雪国は少ない…と。ふむふむ。根っこは効能は強いが、激苦である…と。


ーパラ…。

 図解ですか。見分け方や取る時期、ダメな食べ合わせまで書いてありますね。


ーパラ…。

 ザザ草保存量、520g。…何処まで入るか分かりませんが、私のスキルは底なしに近いかもって事ですね。


ーパタン…。


<スキル、回復魔法Lv1を獲得。体力+2。>


 …魔法使いになりましたね。流石薬草です。


「…もう良いのか?」

「ええ。ダルトンさんも読みますか?」

「…暇つぶしにはなるか」

「どうぞ〜」


 実験に付き合ってもらいましょう。図書カードを発行していない者は読めるのか。そして、恩恵があるのかを。






ダルトン。出来る熊野郎。皆んなから怖がられており、普通に接する詩織は珍しい生き物。子供好きだが、近寄られない。寂しいクマ〜( ̄(工) ̄)

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