サーカスとトニーワイズマンⅡ
ロックンロール・サーカス. The Rolling Stones Rock and Roll Circus
BBCが年末に放送予定。この番組のプランをトニーに聞かされた。
俺達は仰天した。
人気バンドのライブをテレビで放送する。そんな趣向の番組なのだが。
トップバッターを務めるバンド。
それがジェスロ・タルらしい。
それがトニーの初仕事になる。
それだけでも充分凄い話だが。
ザ・フーの他に、ミック・ジャガー、 ギターにエリック・クラプトン 、ベースにキース・リチャーズ、ドラムにミッチ・ミッチェルというメンツが揃う。一夜限りのバンド。
ダーティ・マックが結成される。
本職のギターも怪しいキースが?
本当にベースなんて弾けるのか?
ダーティ・マックには、ビートルズ解散以降活動を休止していた、ジョン・レノンが参加すると。非公式に伝えられていた。
「そら断われんわ」
「断わったらアホだ」
「マッドでもやらん!」
「先に言えよ〜トニー!俺だったら、もし止められたりしたら…」
「全員射殺してでも行くぜ!」
「いやトニーを殺して!トニーの皮を被って!俺がトニーに成り済ます!」
「マッド!俺もその中に入れてくれ!」
「俺も入れてくれ!」
「よし!今からトニーを殺して、着ぐるみにしようぜ。トニーは殺されたくなかったら…さっさと出ていけ!」
「マッドはお肉の加工が得意なんだ!」
最後は皆が笑って。
トニーと別れた。
彼はロックンロールの伝説になるために。サーカスに参加するために。
ロンドンへと旅立って行った。




