表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

614/621

52 マサル峠を越えて_22

   *         *


 ハルコンの所属するファイルド国は、現在いま、善隣外交を展開している。

 だからこそ、武力で相手を圧殺させることのできる銃火器という兵器を、決して公にしてはイケないと思っている。


「なら、……さ。実際に使用するところを、見てみたいわね!」


 シルファー団長は、先ほどあぁ仰ったけど、……。

 それは、明確な国是に対する違反行為だ。


 そもそも王族が決して言っていい科白セリフではなく、……。

 内々でも、こっそりとでも話してはならない言葉だと私は思った。


「シルファー団長っ!」


「なっ、何よっ!」


 こちらの表情を見て、一瞬たじろいだような表情を浮かべられる団長。

 普段温厚で笑顔の私が怒鳴ったものだから、内心ではかなり驚いたのではないかと思われる。


 ステラ殿下やアントン騎士長、女占い師、ミラの4名も、こちらの剣幕にただちに真剣な表情に変った。


 ただ一人、中年の一級剣士だけは、こちらを挑むような表情でじっと見ている。


 椅子に立膝をついて座っているのは、……さ。

 こちらから、わざわざ彼の精神の中に潜入ダイブするまでもなく、……。


 私の言葉次第では、いつ何時でも飛びかかって、一刃を食らわせてやるくらいのことを考えているのだろうと推察された。


 私はファイルド国が好きだ。

 私は、その頂点であるファイルド王家を敬っている。


 ラスキン国王陛下、王妃殿下、キャスパー第一王子、シルファー第二王女、皆様に大切に扱われ、こちらも仕えることを誇りにしてきた。


 だからこそ、王家の一員であるシルファー・ファイルドには、決して道を誤って貰いたくないのだ。


「シルファー団長。銃の道は、修羅の道です。この先には荒野しかありません。どこかの国が開発したら、直ぐに裏切り者が他所の国にその技術を流してしまいます、……」


「……」


「そうなったら最後、もう後戻りはできません。どうか、前言撤回をお願い致します!」


 一貴族が王族の言葉をとがめることは、本来行われるべきではない。


 場合によってはお家取り潰し、……。

 本人の命は、先ず失うことを覚悟しなければならないことだと思う。


 つまり、次の瞬間には、飛びかかってきた中年の一級剣士の放つ白刃によって、こちらの首と胴が生き別れになる、……。

 そんな事態だって、十分あり得るワケだ。


 なら、……。

 次にシルファー団長の発せられる言葉次第で、私の今後の運命が決まるということだね。

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ