表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天才女薬学者 聖徳晴子の異世界転生  作者: 西洋司
第二部「ハルコン青年期」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

606/630

52 マサル峠を越えて_14

   *         *


 ホンと、……。

 マジで、「半次郎」は油断のならないヤツだね。


 私は、元女盗賊が「半次郎」のせいでおかしな判断をしないよう、……。

 そう思って、さっそく念話を送ろうとしたところ、……。


『「半次郎」、アタイば、ハルコン殿ば指示に従うでやす。突撃するんば、「半次郎」だけでするがよかっ!』


『えぇ~~っ、ウチだけぇ~~っ? マジでぇぇぇっ!』


『アタイば、やらんと!』


『マジでぇぇぇっ、ハルコンに褒められたくないのぉぉっ?』


『るさぃっ! しぇからしかねっ!!』


 その言葉を受けて、「半次郎」は少し俯きながら顔をそむけ、黙ってしまった。


「……」


 時おり鼻を啜る音がしたけど、……。

 でも、これって「半次郎」お得意の演技なんじゃないかなぁって、……。

 そう、ハルコンは思った。


『なら、ウチだけ吶喊とっかんしちゃうけど、……。止めないでね?』


 そう言って、「半次郎」が茂みから立ち上がろうとすると、……。


『待つでやす!』


 言葉と同時に、元女盗賊の右手が、「半次郎」の左手首をガシッと掴んだ。


 元女盗賊の心拍数が、再び跳ね上がった。

 その意識にダイブしていると、こちらまで緊張感が伝わってくる。


『元女盗賊ぅ~~っ! 痛いって、痛いってば!!』


『決して、はなさんでやすよ! ハルコン殿から、アタイらば、タマ取ってこいとば言われてなかっ!!』


『痛いっ、痛いってばぁ! ワァ~~ッたよ。ちゃんと斥候せっこう役務めるからぁ~~っ!』


『げにまっことでやすな? アタイば目ぇ、ちゃんと見んしゃい!!』


 2人のやり取りを窺って、……。

 マジで、「半次郎」のヤツ、とんでもねぇなぁとハルコンは思った。


 このまま放置していたら、2人が喧嘩を始めてしまい、野盗達に見つかってしまうかもしれない。

 もう、こうなったら、……。


 掴み合いをしている元女盗賊と「半次郎」を他所よそに、……。

 右後方に控えていたクマとツノウサギの群れに、私は野盗達に向けて吶喊を開始させた。

ハルコンの薬学チートや、仲間たちとの冒険を楽しんで頂けたら嬉しいです!

この物語を気に入って下さったら、☆評価やブックマークで応援して頂けると、作者の励みになります!

ハルコンと一緒に次の展開を盛り上げるため、ぜひ力を貸してください!✨

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ