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影36
このメールを送信すると、執筆中小説にこの内容が追加されます。
「交番には、行ってみた?」
「うん。届いてないって」
「そっか」
「ごめんね、じっちゃん。迷惑かけて」
「いいよ。で、どんな財布なの」
「ただの小銭入れ。幾らも入ってないよ。でもそれ、父親の形見だったんだ…」
項垂れた姿勢で自転車を押しながら、律子が、今朝見た変な夢の話をした。
「きっとあれは、暗雲の知らせだったのね。私、何か変な歪んだ世界にいてね、お化けたちに囲まれてるの」
「お化け?」
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「交番には、行ってみた?」
「うん。届いてないって」
「そっか」
「ごめんね、じっちゃん。迷惑かけて」
「いいよ。で、どんな財布なの」
「ただの小銭入れ。幾らも入ってないよ。でもそれ、父親の形見だったんだ…」
項垂れた姿勢で自転車を押しながら、律子が、今朝見た変な夢の話をした。
「きっとあれは、暗雲の知らせだったのね。私、何か変な歪んだ世界にいてね、お化けたちに囲まれてるの」
「お化け?」
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