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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.17


 そうなのである。


 彼女は実に質素な生活をしているのである。化粧っ気は全くなく髪の毛も最近カットされた形跡はない。今来ている服もロゴが擦り切れて読めない程古い物だし、部屋の中のものも金がかかりそうなものは全く置かれていない、P C、タブレット、スマホ、テレビ。そう言えば電話機を見ていない…



「あー、使わないから一昨年じーちゃんが止めちゃったわ」



 バケツとクーラーボックスいっぱいの小貝を持ち帰りすがら、悠人は京の生活ぶりを信じられない思いで聞いていた。


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