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第二楽章 Valkyrie Op.16
「これがイシダタミガイ。こっちがイソニナ、これはマツバガイ。マヨネーズつけると美味いんだよぉ。んで、このちょっとキモいのがヒザラガイな、後で煮付けて食わしたげるぅ」
ナウシカに出てくるオームを小さくした様な姿で、何処を食べるの、と悠人は戦慄している。
それにしても、貝採りと言うからには、ムール貝や牡蠣をイメージしていたのだが、どれもこれも小粒の小さな貝だったので、
「こんな小さいの、売れるのか?」
「売る? はあ?」
「いやだってさ、これらを港や魚屋に持っていって売るんじゃねえの?」
「売らないし。売れないし。コイツらはみんなの酒のつまみっぽい感じ」
そうなのか。あれ、それではこの子は何処で現金収入を?
「んんー、港の漁協の手伝いとか。後はこの辺で釣った魚を持って行ったりとか。かなぁー」
それではとても普通に生活できないのでは?
「まあ、じーちゃんの残した金がちょびっとあるし。それにそんな金使わねーし」




