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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.18


 家に戻ると京の指示に従って、小さな貝達を塩茹でに。


「え? 海水を沸騰させて煮る? いやいやそれじゃ濃過ぎるし。おう大学生、海水の塩分濃度知ってっか?」


「ングっ えっと、5%?」


「ブッブー。約3%でしたー。アンタの大学、ひょっとしてアホ大?」


 何も言えず下を向く。


「ま、まあいいじゃない。アタシなんて中学中退だしぃ。アンタは学士様でしょ? 大したもんよぉ、うん」


 とても若い女子の言葉とは思えない物言いに、


「どうして中学、途中で行かなくなったんだ?」



 言ってから後悔する。そんなの、イジメとかに決まってんだろうが。思い出したくない過去の筈だ、俺はなんてことを……



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