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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.19


「あー、父ちゃんが死んで、ババアが出てったから、誰もウザく言わなくなったから行くのやめたっ」


 本気でサラッと言ってのける、あれ? 深刻ないじめを受け、家に引きこもりになったのではなかったのか?


 それにしても、おい。義務教育ですから。


「ウザいって…… いやいや、ちゃんと行かなきゃダメだろ?」


「だってぇ、行くのに四十分だよぉ。給食はクソ不味いし。男も女も色気付いて気味悪いし。いーわあんな学校、行きたくねーって感じ」


 そうなんだ… 最近の若い子の考えは良くわからん。



 まあ、いじめで学校に行けなくなったのではなさそうなので、悠人はホッとした。


 だが、それにしても、だ。遠足、運動会、文化祭、修学旅行などなど、中高生にとってそれなりに思い出となるイベントも多々あるし、それでも学校を拒否するのか?



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