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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.13


「そうなんだ! え、それで?」


「んで、大学はさ、近いし学費ゼロで小遣い貰えるから、防衛大に行ったんだわ」


 悠人は唖然としながら叫ぶ。


「スッゲーじゃん! 防大! エリートじゃん!」


「ん? ユートの大学の方がエリートなんじゃね?」


 二つのことに意表を突かれ、立ち止まってしまう。



 一つ目。自分の大学は偏差値的にも世間体的にも、防大には歯も立たない。


 二つ目。今、「ユート」と呼んだ? アンタじゃなく?



「い、今、何て言った?」


「ああ? だから、ユートの大学の方が、、、 って、おい、何鼻血出してんのよ! 意味不明!」


 そこで「いみふー」とギャル風に言わない京に、未だかつて味わったことのないときめきが心に込み上げ、それに大いに戸惑いながら鼻血を拭いてもらう悠人なのであった。



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