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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.12


 朝食を終えて片付けを二人で行い、


「今朝は磯で貝採りすっか」


 と言うことで、庭先の作業場からバケツだのスコップみたいな道具だのを一式持ち出し、砂利道を肩を並べて歩き出す。



 肩に背負ったクーラーボックスを持ち替えたときに脇腹に激痛が走り、暫くその場にしゃがみ込む。


「ああそっか。シンタの一撃受けたとこか」


「そうなんだ。さっき見たら、真っ青になってたわ。あの人本物だよ。陸上自衛隊? それとも海上自衛隊?」


「んーー、何だっけ。後で聞いてみ。って、絶対教えてくんねーけど」


「そうなの? 昔から知ってるんだろシンタさんの事は?」


「おー。昔は真面目なガリ勉くんだったんだぜ。高校では成績上位だったしな」



 悠人は話の興味に脇腹の痛みを忘れ歩き出す。



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