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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.3


 頬に刺激を感じ、ゆっくりと意識が戻ってきた。あれ? 俺は一体……


「お前、こんな所で何してやがる?」


 この声は! 野太い声が妙に懐かしく感じ、思わず涙腺が緩んでしまう。


「し、シンタさん、ですか?」


 起きあがろうとするも、脇腹の激痛で顔を歪めていると、


「ったく。仕方ねえ奴だ」


 ああ、どうやら元自衛官の本気の蹴りを受けたらしい……


「ゆっくりとだ、立てるか?」


 ええ、立てません。身動き一つ出来ないのです……



 二日連続でシンタに抱えられながら、八時過ぎに京の家に辿り着いた。そして冒頭に至る…


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