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第一楽章 Grande Sonate pathetique Op.72
「海の神様。それがアンタなんだってさ、婆ちゃんいわく。だからアンタは『神様』なの。分かった?」
何その、AはB故にBはAなり、みたいな説明。悠人は未だに納得が行かない。
「で、昨日夕方、磯にシジミ採りに行ったらさ、人が怪我して倒れてんじゃん」
確かに。俺は倒れていたわな、うん。
「名前聞いたら海神じゃん」
ワタツミ違いなのでは……?
「まさに、(傷つきし海神)じゃん。お告げそのもんでしょ?」
傷付いたワタツミ、すなわち俺。
うーーーーーむ。
悠人は深く太く唸る。
ミミョー(美妙)さんのお告げ。確かにそれは俺に一致する。
するのだがー




