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第一楽章 Grande Sonate pathetique Op.45
……? アクセントが全く違うので、それらを理解するのに少し時間を要した。
首を傾げつつ悠人は部屋をぐるりとめぐらせ、もう一度めぐらせ……
顔は硬直し、口は大きく開きっぱなしになってしまう。よく見るとこの部屋……
テレビはおろか、電話、デジタル時計、Wi-Fiルーター、空気清浄機といった電気機器がないではないか!
いや、流石にスマホくらい、そう思い、
「京ちゃんは、スマホとか持ってるよね、さすがに?」
「持ってない」
京は何故かムッとした表情でぶっきらぼうに答える。
「でも友達とか持ってるから欲しいんじゃない?」
急に寂しげな表情となり、
「友達、いないから」
悠人は口を開けたまま固まってしまった。この子は、親兄弟もいないこの地で一体何をして?




