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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第1章
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第一楽章 Grande Sonate pathetique Op.41


 愛媛の実家でも使っていた、懐かしい旧型のガス湯沸器が風呂を沸かせている。


「よーく洗えよぉ、けっこー砂まみれだったしぃ」



 悠人は礼を言い、脱衣所で服を脱ごうとする。そして硬直する。何と京も一緒に服を脱ごうとしているではないか!


「え、ちょっと、何?」


 京はキョトンとした顔で、


「背中洗ってやるよ、一緒に入ろうよぉ」


 な・ん・だ・と?


 こんな美少女と一緒に風呂だと?


 はああ?


「えなにそれむりむり一人で入るしむりむり」


 何故かギラギラした表情で、


「いいじゃない、せっかく泊めてやるんだしぃ。ケチケチすんなよっ」



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