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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第1章
34/434

第一楽章 Grande Sonate pathetique Op.34


「アホって…… そうそれで、駅のコインロッカーに鞄を預けて外に… あっ俺の鞄!」


「カバン預けてたんだぁ。明日引き取ればいいじゃん」


「そ、そうだよな…… さておき。外に出て、スマホでマップひらい…… あれ、俺のスマホ?」


「ん?」


「俺のスマホ、何処だろう」


「知るか」


「うわ、あの岩場に!」


「あーあ、今頃グレがLINEしてるよぉ」


「グレ? さん?」


「バァカ。メジナだよメジナ」



 京が大笑いする横で悠人は青褪める。そんな馬鹿な…… 中古とはいえ去年買ったばかりのスマホが……




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