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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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Soli di 信太 Op.6


 改めて集められた作戦室には、海自から江田島が来ていた、ああ江田島っつうのは海上自衛隊の特殊部隊、『特別警備隊』な。海自のエリート中のエリート。そう、あの夜、陸自と海自の最強の少数精鋭が一同を会したんだ。それにしてもあの作戦室での部下達の落ち着きは見ものだった、だって明かされた作戦内容に俺は心底驚いていたんだからー 本日フタフタマルマル(22時)頃中国国籍の漁船二隻が尖閣諸島魚釣島に上陸。漁民を装った海兵と思われるその数およそ三十名、その全てを殲滅排除せよ。確かに今までマスコミに出なかった事件事故は多々あったさ、だがこれ程大きな作戦行動、三十名近くの敵を殲滅、なんて事態は自衛隊創立以来初の出来事にちげえねえ。俺は内心動揺して部下―と言っても、年下はタツ一人だけだったが、を見渡したんだ。どいつも無表情で、だけど目がギンギンに光っていて。誰一人ビビってる奴はいなかった。寧ろ早く出動させろオーラがドボドボ出てたよ。俺はそれを見て人生で一番の高揚感を得たんだーコイツらとならやれる。この国を守れるっ、てな。

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