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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.45


「これは丁度良い、神様の歓迎会って奴だね、なんかお祭りみたい!」


 香が火にかけられた大きな鍋に味噌を溶かしながら、浮かれた様子で叫ぶ。



 日もすっかり暮れた頃、小畑家の庭先に集落全員が集い、これから始まる猪鍋会の準備に勤しんでいる。



 悠人がビックリしたのが、一升瓶に入った白い液体だ。


「それ、何ですか?」


 洋一が笑いながら、


「ああこれ、いわゆるドブロク。自家製のお酒だよ」



 おおお、これがあのドブロク… って、あれ、お酒って勝手に作っていいのだっけ?


「ダメダメ。だからこれ、他の人には内緒だよ、あはは」


 …… 洋一さん、ちゃんとした人だと信じていたんですが…

「飲んだことない? じゃあ、どうぞ」


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