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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.34


「おいシンタ、猪鍋が食いたいよー 採ってきてくれよお」


 京が空恐ろしいことを言うので、無茶言うなと言いかけると、


「ああ、猪鍋の季節、だな」


 と信太がポロッと言うので悠人はのけぞる。信太はそんな悠人を一瞥しニヤリと笑いながら、


「お前も手伝え」



 いや無理ですから。あれ結構ヤバい生き物ですよね、俺の実家の近くによく出ましたが誰も捕まえて食べる人なんていませんでしたが。


「よし後で迎えに行く」



 ねえ人の話聞いてます? 絶対無理ですから、本当に勘弁してくださいって……


「これ、美味かっただろ。食ったよな。お前、ウチの大根、食ったよな!」



 た、食べました……



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