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磯に香る君のそばに海神  作者: 悠鬼由宇
第2章
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第二楽章 Valkyrie Op.29


 こんな田舎の寒村の喜寿を過ぎた老婆が、ネットでエロ動画を?


「4Gが入らないから有線LANひいていてWi-Fiルーター接続しているの。誰も使わないからそこそこ速いのよ。香ちゃんとこもウチのWi-Fi使って貰っているわ。良かったら神様もどうぞ」



 いやいやいや、下手したら自分よりもITに詳しい? それでもWi-Fiを「ワイハイ」と発音している所に惚れてしまう悠人である。


「おつまみ、ありがと。今度うちに飲みにいらっしゃい」



 実は悠人は酒が強い。貧乏学生なので毎日飲むことは不可能なのだが、飲み放題の店で宴会をすれば、周りが驚き呆れるほどの酒量を誇る。そしてあまり酔わない。



「それは、是非!」


「一人、でね!」



 おいおいおい……



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