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第一楽章 Grande Sonate pathetique Op.11
「は? やっぱりね。そんなとこ通っててさあ、それでサークル活動やボランティアも無し。資格も取ってない。ファミレスでアルバイトだけ? ほんとキミ舐めてんの?」
悠人に、己の凍りついた笑顔を溶かす術はなかった。
「就職課でさあ、ちゃんとチェックしてもらった? 親や仲間に見てもらった? 就活本一通り目を通した? キミ、友達いる? いねえか、こんなん書いてくる様じゃ、なあ」
隣で顔を顰めていた管理職が、苦笑いしながら同調する。
「来年さあ、もう一回よおーく就活の勉強し直してから、おいでよ。今回は残念ですがご縁がなかったと言うことで。綿積さんのご多幸をお祈りいたしますってか、ガハハハハハ」
悠人は頭が真っ白になり、ヨロヨロと部屋を出て行った。




