83話
「元王国聖騎士団副団長 聖雷のルシフェル。今ではルシファーと呼ばれているよ。」
「ルシファー!?」
「まあ、「百聞は一見に如かず」だったかな?とにかく読むといい。本は素晴らしいものだからね」
そういうと、アルバスは軽く指を弾く。すると、澄んだ音が鳴り響くと同時に机の上にティーカップとポッド。ケーキスタンドにはおいしそうな日本のケーキが並んでい居た。
え?ケーキ?てか、さっき日本のことわざ言わなかったか?
「ふふふ。聞きたいことがあるようだね。まあ、僕は君たちより長く生きてるからね多くの異世界から来た人たちとも話したことあるのさ」
「そうか…」
「まあ、ごゆっくり。それで、影子ちゃんといったかな?君は…?」
「はへっ!あ、あの…」
「ん?どうしたんだい?」
「私の…私の…」
顔を真っ赤にしながらもじもじしている影子に、アルバスは笑顔で接している。
影子は俺の顔を横目にみながら、いつまでも「私の」を連呼している。すると、アルバスは何か理解したような表情になると俺の目を見てくる。
「どうやら、ハジメ君には聞かれたくないようだね。少しごめんね」
そういうと、アルバスは俺の座っている椅子に触る。すると、椅子は四つの足を器用に動かし勝手に動く。
「うわわわ!」
「まあ、動く椅子で読む本もまた一興だよ。」
「こら!ゆっくり読めないって!うわぁ!」
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「はい。ハジメ君には退いてもらったから話してごらん?」
「す、すいません…あ、あの…私の…私って…」
「ふふふ。君がどんな「存在か」「居場所はあるのか」かな?」
アルバスは変わらない笑顔だったか、考えたことを先に言われた影子はその笑顔が少し怖くも見えた。
「はい…そうだね。君は…」
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動き回る椅子にようやく慣れてきた俺は改めて手記を読む。
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