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80話

音楽について詳しくは書きません。いえ、書けません…

やっと、次回から話が進みます…


「そうか…ハジメはアルバスに会いたいのか」


提督机に背を預けながらアドルフィの報告を聞くゴッフレード。この部屋はゴッフレードの屋敷の書斎だ。この部屋に入ることができるものは、指で数えるほどしかない。


「ええ。どうなさいますか」


「ん?少し機嫌が悪いようだね。まあ、彼にはいろいろお世話になったからね。許可をだしていいよ。日程は…まあ、アルバスならいつでもいいだろう。確か今…いや、今も城の書庫か」


「いえ、大したことありません。では、今からハジメ様にお伝えしましょう。」


「ああ。頼…」


ゴッフレードが言い切る前に、アドルフィの姿は消えていた。


「ふぅ…まったく、女はこれだから怖い。…それにしてもアルバスか…」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


その頃、ハジメはアドルフィが消えたあとアルジーと談笑し、そのまま音楽に対し情熱を燃やし始めた宮廷楽団の奏練を見学&指導をすることになった。


「おい。みんな、知ってるようにハジメが遊びに来た。今からお前らの練習の成果を見る。あの時のハジメの演奏を超えるような演奏ができるように、張り切ってくぞ!!」


「「「「「おおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」」」」


女も男も楽器を掲げて雄たけびを上げる。おいおい…体育会系みたいになってんじゃねーよ…

アルジーが雄たけびを制止し、何拍かおいてから演奏を始めた。

俺も最初は壁に背を預け腕を組んで、静かに聞いてみる。


・・・


「みなさん。よく練習したんですね。しかし、まだまだですね」


「なあ、ハジメ!少しいいか?」


「ええ。なんでしょう?」


話しかけてきたのは、金髪の女だ。確か…アスカだったか?


「これなんだけど…」


彼女は楽譜を取り出し、俺に見せてくる。スキル『楽器演奏』のおかげで演奏する際のポイントや注意点などが理解できるので、彼女の質問に的確にこたえることができた。


「おお!ありがと!!やっぱ、頼りになるな!!」


「おお!俺も俺も!」

「その次は俺ね!」

「何言ってんのよ!私が次でしょ!」


全員が列になって、俺に順番待ちしてくる。おいおい…

まじで全員に質問を返していくのか?…何時に終わるんだよ…

半分くらいの質問に答えると、風が吹き抜けピアノにかぶせてあった布が盛り上がった。

ま、まさか!?


「なんだあれ!」

「て、敵か!?」

「全員武器をもて!!!」


みんなが慌てて逃げはじめる。


「落ち着け!みんな!」


アルジーはため息をつきつつ、布を引くとそこにはアドルフィが立っていた。


「おい。アドルフィ…突然出てくるなよ…」


「も、申し訳ない…」


「それで、どうしたんだ?」


「ああ、ハジメ様は居るか?」


「俺なら、ここだ。どうしたんだ?」


そういうと、素早くアドルフィが近づいてくる。アルジーも一緒に…


「アルバスの件ですが、許可が下りました。アルバスは現在この国の城にの書庫に居ますので、城のものには話を通してあるので、いつでも大丈夫です。これを、門番に見せれば案内してくれると思います」


そういうと、アドルフィはポケットから小さなメダルを取り出し、差し出してくる。


「それは、王国の宮廷道化の証です。先日の貴族でのパーティで国王様がハジメ様をお気にめされたので持つことが許されます。では、私はこれで」


「あ、ああ…ありがとな…」


「いえ。では。」



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