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69話

戦闘描写は勘弁してください.....


「こんにちは。お邪魔しますね」


振り返ると、真っ白な顔にわずかに、鼻の部分が高くなっていて、目はただの穴。細長い楕円形の口だ。それぞれ、中身は見えず真っ黒だ。マ○オに出てくるヘイホーのようだ。そして、真っ黒なマントを着ていて姿も見えない。手はマッジクハンドのように白い手袋が浮いている。


「お前は...誰だ?」


「私は、七つの大罪『暴食』のアモンです。あなたのお話は聞いておりますよ。まあ、今のあなたなら下級悪魔程度なら倒せるでしょう」


「.....なんのようだ」


「ん?なんの用かと言われましたら、そこのおバカさんを懲らしめるのと、あなたの場所を聞き出すためでしたが、手間が省けたようですね」


やばい。くるか?戦ったら絶対負けるのはわかる....

くそっ!どうする


「私も、あまり人を殺めるのは好きではありませんが....なんせ、上からの命令はやらなきゃいけませんし。あなたは....」


「....っ!」


「おいしそうだ」


一瞬で俺との距離を詰め、耳元でささやいてくる。

俺は警戒していたはずだ。油断はしていない。なのに、わからなかった.....

俺は、一瞬で飛びのき手鏡から刀を取り出す。すると、リカが詠唱を歌い始めた。それを、珍しそうにみているアモン。その手に魔力が集めることに気付いた。


「リカ!やめろ!隠れろ!」


リカは一瞬で俺の発言を理解し、詠唱をやめると飛びのいた。それと、同時にリカが居たところが爆発した。


「大丈夫か!りか!」


「うぐっ.......だ、大丈夫!.....」


「おや、外れましたか?まあ、いいでしょう。アムドゥスキアスの命とあなたをあの方に連れていけばいいのですし」


「『連立転送』!!!!」


鏡子が、アモンの後ろでスキルを使用する。

すると、大きな鏡が現れアモンのみを映す。アモンの姿は消え、鏡の中にいる。


「はぁ...はぁ....強制転移させたわ....今のうちに逃げましょう!」


「そうです!早く!」


「鏡子!俺を、そこへ転移させろ!」


「な、何をいってるの!今しかないんですよ!?」


「早くしてくれ!」


「だめよ!鏡子ちゃん!ハジメっちの命が危ないじゃない!」


鏡子は俺の目をじっと、見つめる。俺は決して外さずじっと、見つめる。

ここで、やつの前に出れば俺の命だけで済むかもしれない。それに、アムスはまだ生きている。俺とアムスが逃げたら、奴は絶対追ってくるだろう....


「わかった。『連立転移』!!!!」


「やめてっっ!!!」


俺は目の前に現れた鏡に飛こむ。リカすまないな.....

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ん?逃げなかったのですか?」


「逃げても無駄だろ?」


「ふふふ。素直なところは好感が持てますね。まあ、運命は変わりませんが」


「まあ、勝てるなんざあ、思っちゃいねえが....傷くらいつけてやるよ」


俺は一気に駆けだす。もちろん音楽は絶賛再生中だ。

俺は達人の旋律と短剣のリズムで、空きなく攻撃していき、無詠唱で火の魔法を使っていく。

しかし、すべてを寸前で躱される。ギリギリ躱すのではなく、最小限の動きのみで躱している。一切本気に見えない。


「おやっ。どうなさいましたか?当たらないものを振っても意味はありませんよ」


「くっそ!!!くそ!くそがああああ!!!!」


「飽きました。」


短く、アモンがつぶやくとさきほどまで目の前にいたアモンが後ろに移動していた。

俺がふりかえる前に、アモンの拳が俺の顔面に向かっていた。


ゴフッ


鈍く、低い音が響く。俺は、吹っ飛ばされ背中を勢いのまま引きずられた。

服は破け、背中の皮が摩擦で剥げ、背中に激痛が走る。そして、背中の痛みに苦しむと忘れていたかのように後から殴られた顔面が痛み出す。


「うがっ!」


急いで、聖堂の鐘の音を流すが、気が動転していて冷静に聞くことができず回復が遅い。

その間に、ゆっくりとアモンが近づいてくる。まるで、死神の足音だ.....

くそっ!どうすればいい....くそ!


「では、まあ、死なない程度に死んでください」


あ。そうだ。


「GYAAAAAAAAAAA!!!!!」


俺はそばにいたアモンの足を握力のみで握りつぶす。

そして、脚と腰のみで立ち上がり、アモンの顔面に握る。


「おや?これは、どういうことでしょう


メキメキメキ


これは?人間の力なのでしょうか?」


アモンは、俺の顔面を殴りまくるが俺は一向に握った腕を離さない。いや、さらに力を入れていく。


「本当に人間なのでしょうか....実においしそうだ。」


だんだんと、アモンの顔にひびが入っていく。


「おや?本当の力が解放が解放しますよ?」


ぴきぴき......

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