61話
貴族のパーティってどんな感じなんでしょうか!?
書いてて気づきましたが、パーティなんて知らねーや!どうしよう....
ってことで、全部想像で書きました!貴族同士の派閥とかも書きますが、一応構想では後で出てくるので、今は書きません!
「お前...もう少しいい迎え方はないのか」
「すみません。」
「い、いや!ま、こっちもわかってた気もするし...あーすまん」
ピエロが頭を下げてくるので、少し悪い気になりこちらも、謝ってしまう。
「本題だが、これからパーティに出るわけだが、歌うのは6時だ。それまでは、パーティを楽しんでくれ」
「服装はこれがいいんだが...」
「大丈夫だ。それなら、問題はない。いや、その服はどこで買ったんだい?」
「俺の家族が作ったんだ。それがどうした?」
「いや、とても上手にできていてセンスもいい。どこのデザイナーのものかと思ってな」
「そうか?...まあ、結構うまいな。今度紹介してやるよ」
「ぜひ頼む。あ、そろそろ行かねばな」
ゴッフレードが、扉を出ていったのでそれに続いて、ピエロのアドルフィ、俺、リカの順番だ。
リカはガッチガチに緊張しているようだ。
俺は振り返りリカの肩を軽くたたく。
「大丈夫だから」
「うん....!」
少しは緊張が解けたようで、笑顔になった。俺も笑顔で答えると、ゴッフレードの後を追いかける。
長い廊下を抜け、階段を降りると、パーティの会場になっていた。きらびやかに装飾され、どこを見ても金がかかっていそうだ。奥には一段上がって、二つの豪華な椅子に、その脇には椅子から見やすいようにステージが作られていた。多くの客人がいるが、誰もひげを伸ばし「お偉いさん感」であふれている。
「では、我々は挨拶周りをしてくるから、六時まで楽しんでくれ。順番が来たら、アドルフィが知らせに行くから安心してくれ」
「おう。」
「は、はい!」
そういうと、ゴッフレードは笑顔で去っていくので俺は固まっているリカの手を握ってバイキングのように料理が並んでいたのでそこまで引っ張る。
「大丈夫か?何か食うか?」
「ううん...のど通らない...」
「そうか...なら、お!」
俺の横をドリンクをお盆に乗せたバーテンが通りすぎるので、器用にグラスをとってリカに渡す。
「ドリンクなら飲めるよな?」
「うん....」
俺は、スキルの『スピーカー召喚』で、一つのイヤホンを召喚する。
「ほら、これでも聞いとけ」
『高揚の旋律』を流したイヤホンを渡す。
「ありがと....少し、端にいるね」
リカは壁際に行くと、背を壁にもたれながら音楽を聴いている。
うーん....こうなると、俺暇だな...
暇を持て余していると、話していた貴族が急に黙りこんだ。それと、同時に入口の扉から二人の騎士を前後に従えたおじいさんと、おばあさんが入ってきた。おそらく、夫婦だと思う。二人とも優しそうな顔で見ただけで良い人だとわかるが、それと同じくらい立場の違いが分かった。
二人は、前にあった玉座に腰かけると、貴族が一列になり二人に話しかけていく。
俺も行ったほうがいいか?いや、いいか....
貴族の列が解消すると、間を開けずステージの上に神官服を着たおっさんがマイクを持って司会進行を始める
「ごほん....えー。国王様、王女様も起こしになったので....では、毎年恒例になりました、大道芸術パーティを始めます。えー。これからパーティを盛り上げて頂く芸人を順に読んでいきます!では、最初の方!どうぞ!」
そういうと、ステージの袖から燕尾服をきた男と大きな板を持ったバニーガールのような恰好をした女が出てきた。
女が板を地面に立たせると、板についていた手枷と足枷をなれた手つきで取り付けていく。男はその間懐からナイフを取り出すとジャグリングを始める。
女の用意が割ると、男は女にナイフを投げていく。ナイフは女にあたることなくギリギリに刺さる。
しかし、貴族は拍手すらしない。逆に面白くないような表情だ。
今度は男が目隠しをして投げるが、やはりあたらない。おお!結構ひやひやするな....?
しかし、貴族たちの表情は変わらない。国王と王女も少し、退屈そうな表情だ...さすが、...もうこんな大道芸は見慣れたってか?...
ステージの男と女はほぼ涙目で袖に戻っていく。
そっからが、地獄だ。それから、12組の芸人がステージで芸をしたがすべて笑いも拍手もなかった..
地獄だ...こんなの....俺達もこんなんだと...メンタルが...
「大丈夫だよ。ほらっ!これ聞いて!」
リカが後ろから俺の耳にイヤホンを指してくる。イタイイタイ!
「イタイイタイ!痛いって!」
「あ、ごめん!でも、ハジメっちがそんな顔してるんだもんー!」
「ははは!そうか?気を遣わせてごめんな!」
「ふふふ!大丈夫!さあ、気にせず演奏してね?」
「俺の演奏が無いと、リカの歌が輝かないからな!」
「むー!私の歌がないと、ハジメっちの伴奏が輝かないの!」
「ん?なら、最高の歌声で歌ってくれよ?」
「なら、そっちも!最高の伴奏をお願いね?」
「「任された(よ)!」」
声が合わさり、見つめあうと自然と吹き出してしまう。
緊張も解けた。この日のために練習したんだ!最高を全力でやるさ!




