54話
孤児院が終わったら、貴族のパーティです。
そういえば、メルトが言ってた孤児院はどうなってるんだ?
確か経営が危ういって言ってたな....聞いてみるか...
俺はメルトの使っている部屋をノックする。
コンコン.....
「はい...」
返事が帰ってきたので、中に入る。部屋の中は小さな机とベッドしかない部屋で、机に向かっている。
机の上には、プラスチックの板。粘土板にあのフォカロルの店で買った粘土を使っている。
粘土は20/1程の俺が作られていた。しかも半裸だ...
「いつみてもうまいな。それで、レベルは上がったか?」
「うん...でも、この粘土すごい....思い通り」
「そうか。まあ、昔勇者の記憶から取り出されたものらしいからな」
「そうなんですか...貴重なものを私なんかに?」
「たまたま、手に入ったんだよ。それより、孤児院について教えてくれるかい?」
「孤児院...わかりました。私がいたのは、ユーグリット孤児院です。ミトロフ国唯一の孤児院で、国からの援助はなくすべて募金などで運営しています。私が残っていた時は、40人ほどいましたね。」
そういうと、どこか寂しそうに何もない空間を見つめている。
俺はそっと、メルトの頭を軽くたたく。不思議そうに俺を見上げるメルトを俺は笑顔で答える。
「よしっ!少し行ってみるか。案内してくれるか?」
「はい....わかりました」
「んじゃ、支度したら今に来てくれ。みんなにも伝えておく」
そういうと俺は、メルトの部屋を出ていった。




