43話
神曲かっ…しかも{地獄編}かよ…ろくなことが起きないだろ…しかも、名前が『感染曲 第二番死者の行進』って明らかにゾンビを増やす奴だよね…感染曲…やばそうだ。
「スカー!下がれ!」
「で、ですが、ゴブリンですよ?」
「黙って従え!」
俺は『達人の旋律』と『短剣の剣術(中級雷魔剣士)』を流しゴブリンを何度も切りまくる。やがて、骨や臓器がぐちゃぐちゃになりミンチのようになった…感染曲がどうやって感染するかわからない以上、スカーを近づけさせるわけにはいかない。そして、俺も気をつけなければ…素早く音楽プレイヤーを取り出し通知を見る
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・危険な音楽がありました。…防衛に成功。
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成功か…まあ、良かった。これで感染することはないか。
改めて肉塊になったゴブリンを見ると、若干だがまだ動いているようだ。どうすればいいんだよ…あ、ゾンビって…
俺は『火のリズム(初級)』を使い肉塊をこんがり焼き消した。おそらく、これがベストだろう…
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音楽▼
保存数 6/10
聖堂の鐘の音
短剣の剣術(中級)
達人の旋律
火のリズム(初級)
高揚の旋律
波消し音撃
歓喜のリズム
音撃祭ver夏祭り
虫の音の知らせ
※”短剣の剣術(中級)”の使用回数が規定数を超えました。アップグレードできます。今すぐ実行しますか?
"火のリズム(初級)"の使用回数が規定数を超えました。アップグレードできます。今すぐ実行しますか?
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おお!アップグレードか!
俺はすぐさま、アップグレードを許可する。
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音楽▼
保存数 10/20
聖堂の鐘の音
短剣の剣術(上級)
達人の旋律
火のリズム(中級級)
高揚の旋律
波消し音撃
歓喜のリズム
音撃祭ver夏祭り
虫の音の知らせ
悲壮の独奏
※"火のリズム(中級)"の使用回数が規定数を超えました。アップグレードできます。今すぐ実行しますか?
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あれ?…火のリズム(中級)使ったことないけど、アップグレードできんのか?…
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音楽▼
保存数 10/20
聖堂の鐘の音
短剣の剣術(上級)
達人の旋律
火のリズム(上級)
高揚の旋律
波消し音撃
歓喜のリズム
音撃祭ver夏祭り
虫の音の知らせ
悲壮の独奏
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落ち着いたか…?おそらく、今の俺はおそらく上級が限界だから、それに合わせるように火のリズムも上がったのかな?
そろそろ、他の新しい曲を保存してみるかな…
どれどれ…お!これとっとこ!
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音楽▼
保存数 10/20
聖堂の鐘の音
短剣の剣術(上級)
達人の旋律
火のリズム(上級)
高揚の旋律
波消し音撃
歓喜のリズム
音撃祭ver夏祭り
虫の音の知らせ
悲壮の独奏
ノイズカット
危険な音楽を認識して、打ち消す曲を自動編成する。
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よし!これで、みんなを守れるな。
スカーが、さっきから俺の袖を引張てくる…なんだよっ…なんだって!
「やめろって!なんだよ!」
「せ、先輩…ま、周り…」
「周り?…」
あたりを見渡すと、死屍累累…ゾンビになったモンスーが俺たちを囲んでいたい。カミソリ大鹿や、一角兎、ゴブリン…野生の豚のモンスーのビッグピックまでいる。全て、目に生気はなく口からはよだれが泡になっている…
「も、も…だめだ…死ぬんだ…」
「ったく…アップグレードしたし試してみるか!」
俺は『火のリズム (上級)』を流す。すると、頭に太鼓や、マラカスなどに人の声が、入っている。この声は、歌声としての声ではなく、音楽を盛り上げる楽器としての声だ。なんだろ…ファイヤーダンスとかやり出しそうな曲だ…
ノリノリで両手を広げ、軽く回ると手には炎が出た。回ることで、炎の円ができる…
「スカー!俺の足元でしゃがんでろ」
「は、はい!」
スカーが炎に気をつけながら足元でうずくまると、囲んでいたモンスーも我慢できないのか襲い掛かってきた。
俺は、炎の中心にいる。炎の出る手を頭上で合わせる。すると、炎の円は波紋のように均等にモンスーに当たる。当たったモンスーは、すぐさま真っ赤な炎に包まれ悶え苦しんでいる。おそらく、放置しても大丈夫みたいだ…しかし、感染がどこまでいってるかわからない…
俺は、スカーの手を取り、一気に抱え上げるとそのまま天を駈けていく。久々の風化二輪だ。
ばあさんにでも、相談してみるか…はぁ…




