↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/152

41話

悪魔編は、地獄編がよく出てきます。おわったら、煉獄編ですので、まだまだ先ですがよろしくお願いします

その後、俺はリカと一週間クエストに出かけた。そして、一週間後、シロコダイル討伐の報酬を受け取りにギルドにきた。

ギルドに入ると、受付嬢に向かっていく。受付嬢は覚悟を決めたのかまっすぐ俺を見つめてくる…


「報酬をもらいにきた。」


「わかりました…その前に、ギルド長が「お詫び」と「お話」があるそうですのでギルド長室で…」


「わかった…その…あの時はすまなかった…」


「っ!…いえ!大丈夫です!」


「そうか。では、ギルド長室まで案内してくれるか?」


「はいっ!こちらです!」


俺が謝ってから、受付嬢の表情が明るくなったな…

受付嬢は、元気に俺を先導していく。ギルドのカウンターを越え、奥につながる扉に入ると長い廊下になっていた。『ギルド員 ☆1部屋』『ギルド員 ☆2部屋』『ギルド員 ☆3部屋』『ギルド会議室』

ギルド員もランクがあり、頭がいいと星が上のギルド員になれるそうだ。そして、真面目なギルド員は星が上がることもあるそうだ。会社か?

廊下の一番奥の部屋。いや、突き当りの部屋で受付嬢は止まった。扉の上には『ギルド長室』と書かれている。受付嬢は3回ほどノックをする。すると、「どうぞ」という声が聞こえたと同時に扉を開けて中で3歩ほど進むと軽くお辞儀をした。

俺は面倒なので、そのまま関係なく入っていく。部屋はソファが二つ間に机が置いてある。きちんと掃除されているようで清潔感がある。受付嬢が奥の提督机の前で背筋を伸ばしている。俺もその横に立つ。提督机には窓側を向いている椅子がある。


「ハジメ様をお連れしました」


「そうかい…ご苦労さん」


そう言って椅子が回転する。そこには、先日ギルドにいたおばあちゃんが笑顔で座っていた…

似合わね〜!


「まあ、そのソファに腰を下ろしなさい」


俺がソファに腰掛けると、受付嬢は退出した。部屋には俺と、ばあさんしか居ない…

ばあさんは、ゆっくりと俺の正面のソファに腰掛ける。


「さて…今回は、そっちに非があると思うけど…どうだい?」


「そうですね…あんときはすいませんでした」


「いいさいいさ。それで、あんたのことさ…」


「俺のこと?…」


「長く生きてきたけど、あんたほど私の線引きじゃ測れないようだ。」


「ほほ…」


「あんた、筆頭にならないかい?」


「筆頭…とは?」


「ギルドの筆頭冒険者になると、ギルドの問題に真っ先に駆り出される。」


「そんなのは、ごめんだ。」


「ちょいと、待ってくりょう。話は聞くもんだら?…さて、その代わり、あんたを守ってやれる。」


「守る?」


「ギルドでは、国王の命令より、私の命令の方が優先されるのさ。冒険者はもちろん、騎士もギルドに登録しているから私の命令には逆らえない。あんたが、勇者認定されてもどの国からも守ってあげられるって話さ」


「勇者…」


勇者…昔ピオが説明してくれたな…覚えてない…たしか、出来事を解決するためのキーとなるものだったか?…しかし、俺は称号欄に勇者は出ていない…


「俺は勇者じゃないぞ?」


「今はな。おそらく、選ばれるぞ…勇者は国にとっての宝。我が国に!と詰め掛けてくるだろう… 」


「そ、そうか…」


「筆頭になるかい?」


「わかった…なろう…」


「ふふふ。これで、成立じゃ。話は以上。」


「んじゃ、俺はいくぞ…」


俺がソファを立つと同時に頭に、虫の鳴き声が響く…鳴き声は右側からするので、右を向くと棚の上にサックスが置いてあった。見た目は錆びていて、塗装もはげている…しかし、わかる。これは…『神音具』だろう…


「なあ、ばあさん。このサックスはばあさんのか?」


「ん?ああ、それかい…まあ、私のだけど…それがどうしたんだい?」


「これ、俺にくれないか?…」


「はははっ!あんた、変わったこと言うね。でも、ダメさ。ただで、やるのはもったいない」


「はぁ?…なら、何すればくれんだよ」


すると、扉が突然開かれ女が出てきた。女?…いや、あの女獣人だ。手には、俺が落とした紙を大事そうに抱えている。

息を整えると、辺りをキョロキョロと見渡し、俺を見つけると飛びかかってきた。俺は、華麗に躱す。


「いたたt…Aランカー!なんで避けんだよ!」


「突然飛びかかってくれば、警戒する」


「はははは!あんた…運がないようだね。そうだ!こうしよう。この子をAランクに上げるまで面倒みると約束すれば、それをあげよう」


「は?無理だろっ!」


「諦めるのか?」


「わかったよ!ちくしょう…」


「やったー!何がなんだか、知らないけど、おばあちゃんありがと!」


「どういたしまして…」


「はぁ…。まあ、面倒みる気はあったんだ…しょうがねー…もらってくぞ」


「ああ。頼んだよ?筆頭最初のお仕事さ」


「はぁ…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。