39話
連弾が出てきます。詳しく書くと『にわか』がバレてしまうのでざっくり書きます!
「ハジメっち!おかえり!」
「ああ!」
「何かいいことでも、あったの??」
「ん?まあ、な!」
「そっか!」
「さあ!みんな!飯を作るの手伝ってくれ!」
「「「「はーい」」」
晩飯を食べ終わり、みんなでくつろいでいる。俺は、立ってみんなに喋り始める
「なあ、みんな。明日、みんなでクエストを受けようと思う」
「なんのー?」
「私は、出れないのでお留守番ですね」
「いや、鏡を持っていくぞ。それに、鏡から外の景色を見れるんだろ?なら、行こう」
「そうだねー行こう!」
「そうですね!それなら、一緒に行きましょう!」
「で?なんのクエストなの??」
「古城探索だ。よなよな、不気味なピアノの音が流れるらしい」
「おもしろそー!行こう!」
「わ、私は…ちょっと…怖いです…」
「わかった。メルトはここに残っていてくれ。あとは、みんないくぞ!さあ、今日は早く寝ろよ!」
「「「はーい!!」」」
翌日の朝。皆装備を…ってそのままだが、揃えて世界をでた。
リカと俺の間で二人の手を握った影子…親子かっ!
そのまま冒険者ギルドに入る。今日もいつも通り警戒されている…うぜえ…無視してそのまま掲示板に向かい例の古城のクエストを見つけ、掲示板から剥がし受付嬢に持っていく
「お、お子さんまでいらしたのですか…その若さで…」
「ああ。これをお願いします」
「は、はい…」
若干引いている受付嬢を無視して、そのまま国をでる…リカ…テレるなよ…
「えーと…古城…ヨーデル城って名前だって!ヨーデルって歌い方あるの知ってる?私スキル持ってるんだ〜」
ヨーデル?フォルセット(裏声)とかの唱法だったか?…まあいい。
「場所は?わかるか?」
「わかるよ!えーと…国のすぐ裏だね!行こう!」
リカが先頭をきって歩き始める。俺たちはただ、ついていく。道は整備されておらず、道無き道をひたすら歩いた…途中、出会った魔物は全て俺が倒し、鏡にしまってある。
「つかれたー!もう、あるけないー!」
「ったく!ほら…よっと!」
影子を肩車しながら、進んでいく。リカが羨ましそうに見てきたが無視だ。てか、その歳で片車に羨ましそうにみるとか…はぁ…
しばらく、歩くと、大きなお城が見えてきた。城だ。夢の国にあるシンデレラス城が1000年くらい整備しなかったら…って感じの城だ。
門の中は草が生い茂っていた。リカの魔法で焼きながら、進んで、城の扉についた。
「誰かいるかな…」
「いないだろ。影子、降りてくれ。……さて、開けるぞ!」
鍵はかかっていないようだ。扉をゆっくりと開ける。ギギギーと立て付けの悪い音が響く。
中は、埃だらけだ…足跡すら見当たらない。俺は先にゆっくりと中に入る。ふむ…どうやら、何もないみたいだな…
「入っていいいぞ。気をつけろよ…」
「はーい!よっと!」
リカ…はしゃぐなって…
「何もないねー!」
「そうだな…しかし、ピアノの音なんて聞こえない…?」
〜♪〜♪……
遅いような、早いような…ピアノの音が聞こえる。誰もいない城から、ピアノの音が響いた。
「ひっ!お化けだよ!!…怖いよ…」
「大丈夫だ。さあ、いくぞ」
音は二階からするようだ。俺を先頭に後から二人が付いてくる。
音のする方を慎重に進んでいく。そして、音が確かにする部屋についた。一番大きな部屋みたいだ。俺は意を決して扉を開く…
「ひっ!」
「リカっ!おどかすな!」
部屋の中には、楽譜の置かれた一台のグランドピアノが置いてあった。その近くには、埃をかぶった譜面台があった。
ピアノの音は誰も座っていないグランドピアノからした。自動演奏のように一人でに、鍵盤が動いていた…
「こわいよ…不気味すぎる…」
こわい?…不気味?…
俺は一切、そんなことを感じなかった。なんだろう…この曲を聴いていると…
「ど、どうしたのハジメっち…」
「どうしたか?」
「泣いてるけど…」
俺は、すぐさま顔に手をやり確かめる。やはり目の辺りが濡れていた…なんで…こんなに悲しいのだろう…
淡い恋…燃え上がる…裏切られた…憎めない気持ち…愛…もう二度と、一緒に演奏できる日は来ないのだろうか…そう思わせる悲しい恋のメロディ…
俺は、そっと、勝手に動くグランドピアノの椅子に腰掛けた。半分ほどあけて。止まることのない演奏の隣で俺も鍵盤を叩く。悲しい恋のメロディに、合わせるように俺の気持ちのまま、ピアノを弾く…最初音が変わって驚いているのが、わかった。しかし、弾いていくうちに打ち解けてきた。楽器を通して会話をしているような、そんな感じだ?…
リカと影子も、曲を感じたようで、二人とも涙を流していた。弾き終わると、突然光が集まり出し俺の隣に集まる。
よく見ると、隣に若い男が座っていた。泣き顔のような笑顔で、俺を見ていた。
「辛かったんだな…」
「いいえ。辛くはありませんでした。あの人への愛はいつまでも、消えることはありませんから。」
「そうか…」
「いつか、また彼女と一緒に演奏できるでしょうか」
「わからない。だが、あんたが音楽を…愛し続ければ…きっとできるよ。”音楽は裏切らない”」
「ふふふ。”音楽は裏切らない”ですか…。そうですね…では、このピアノのことを…お願いしますね」
「ああ…またな」
「ええ。また、音楽があるところで」
そう言うと、男は光の粒になって消えた…
すると、胸ポケットにしまった音楽プレイヤーが空気の読め無い効果音を鳴らした…最悪だよ…
ーーーーーーーーーーーー




