トラック20 伴侶
「旅にでるか…」
なんて、つぶやいたが…どうするかな…
音楽プレイヤーを調べる。生前の持ち物と全く同じだな…中に入っていたアプリも変わってない。wi-fiがあればネットも使えるが…やはり、使えなかった。
wi-fiを使わないアプリもあったが…タップすると、『スキルを取得していません』とバーナーが出る。アプリはスキル扱いなのか…
音楽をたっぷすると、生前の曲がちゃんと入っていた。神曲ではないがきちんと聞くことができた。おお!懐かしい…
まあ、全体的にこれから使えるようになるって感じか?
「コンコン」
「扉がないからって、ノックを口で言うのはやめたほうがいいぞ。リカ」
扉の前…いや、扉はヤツハ嬢に蹴り飛ばされてるので地面に倒れている。扉があった場所で、ノックをするような仕草に口でノックの音を言う。
俺が注意すると、部屋を見渡して何かを確認すると恐る恐る俺の近くにやってくる。
「どうしたんだ?」
「いや…あの悪魔ちゃんは?…」
「帰ったよ。」
「そっか〜!もう、びっくりしたよ!」
「そうか?まあ、大丈夫だよ。あれ?他の奴らは?」
「えーと…言えない…」
「言えない?」
俺の質問に顔を下げながらうつむいている…あ、たしかゲルグが爺さんとか言ってたな…あの人か?
「まあいいか…なあ、リカは旅に出たことあるのか?」
「あるよ。私は5歳の時にここに転生してきて、10歳の時この街に武器商人の馬車に紛れてね。」
5歳…大変だったんだな…
「そうか…、この世界についてはどれくらい知ってるんだ?」
「12年もこの世界にいるんだから、ハジメっちより常識力はあるよ!金貨をバカみたいに使うハジメっちよりもね!」
「しょうがないだろ。あれしか持ってなかったんだから。」
「むー…」
「なあ、一緒に旅に行かないか?」
「え…?」
「すまん。突然だったな…」
「いいよ。なんか、そんな気がしてたし…うん!いこ?」
「そ、そうか!まあ、すぐにとは言わないから、一週間後でいいか?
「了解!それじゃ…いこっ!」
そういうと、俺の腕を引いて扉まで連れていく…なんか、締まらないけど…これもこれでいいか…
てか、ここどこだよ…




