エクストラトラック3
これで、『過去』は、終わりです。すこし、本編の更新が遅れると思います。二日くらいかな?…
よろしくお願いします。
ロバノフを先頭に、イヌスとコルネが続く。日は暮れはじめあたりをオレンジ色に染めていく。すると、道の先から幼い男の子と思われる鳴き声が聞こえた。先頭のロバノフは、正義感から声のする方へ急いだ。すると、全体的に黄色い髪に襟足が赤く染まっている10歳くらいの男の子が膝を抱えて泣いていた。抱えている手にはゆらゆらと揺れている金色の羽が生えている。
「どうした?小僧。どこか痛むか?」
男の子は、ちらりとロバルフをみるとすぐ涙を拭って立ち上がった。
「なんでもない!」
「何をいってるの。僕ちゃん、話してごらん?」
コルネが優しく諭すと男の子は再び泣き出した。そして、しばらく泣き続け、少しずつ話始めた。
「僕は、生まれてきちゃいけなかった。…僕は、フェニックスの子なんだ。…でも、半分なんだ…。だから、人の体なの…。お母さんが育ててくれた。…でも、殺されたの…偉い人に…それで、僕も殺されるんだ…お母さんがいたの……お兄ちゃんが助けてくれるって…。だから、探してるの…。お兄ちゃんの音の国を…」
すると、イヌスは黙ってフェニックスの子供を抱きしめた。力強くぎゅっと。すると、最初は戸惑っていたフェニックスの子はイヌスに手を回した。
「お前は、生まれてきていいんだ。生まれてきちゃいけないやつなんていない。俺が保証する。」
すると、イヌスとは逆側から包むようにコルネも抱きしめた。
「そうよ。あなたは、あなたよ。他の奴が襲ってきたら私に任せなさい!イヌスが倒してあげるから!」
「俺かよっ!そこはお前が守るくらい言えや!」
「「「ぷっぷぷぷははははっは!!!」」」
フェニックスの男の子は、二人の間で笑いつられて笑う。そんななか居心地が悪くなるロバノフであった。
その時、突如草むらから兵士が飛び出してきた…その数…ざっと、百ほど…
「なんだ!てめーら!」
「なんなのよ!きゃあ!」
「おねえちゃん!おにいちゃん!あぶない!」
「おい。貴様ら…そこの子供を引き渡せば命だけは助けてやる…ほらっ!」
すると、フェニックスの子供は震えている体を踏ん張って兵士の元にあるいていく
「まて!まてよ!」
「いっちゃだめよ!」
「よし!そのままこい!よし!帰還する…」
すると、ロバノフが腕をまくり手を上に上げている…空には、まるで太陽が落ちてきたかと思うほどのでかい火球があった…
「ああ。久しぶりじゃの〜このサイズは。しかし、魔力が減らんぞ?もっと入れて…「やめろーーーー!!!」
イヌスが叫んで止める。皆火球に怯えている…
フェニックスの子供は震えながらもロバノフを見つめる
「おい。フェニックスの小僧。お主は立派な父親と立派な母親の元に生まれた。胸を張れ。たとえ、父が認めなくても胸をはれ。流れるフェニックスの血を信じろ」
フェニックスの子供は大きく頷く。それをロバノフがみると口角をあげ軽く笑う。
「獄炎球!」
ロバノフがそういうと、フェニックスの子供とその周りにいた兵士たちをまとめて火球に潰された…それと同時に火球が爆発した。爆風が辺り一面を襲う。
爆風が止むと、そこには大きなクレーターができていた。
「大丈夫じゃ。フェニックスの血を…「なにしてんだ!俺たちがあぶないだろ!」「そうよ!」
「すまん…」
すると、クレーターの真ん中から一筋の光が流れた。その光は、ふらつきながらもしっかりと、胸を張っているようにも見える…
光は、落ちるようにこちらに向かってくる…イヌスが、光を受け止める…
「おお。小僧。フェニックスの血が覚醒したようじゃな」
イヌスの腕には身神々しい炎をまとったフェニックスの子供がいた…
「うん!これから…僕も!胸をはっていきる
「さて、坊主!名前はなんていうんだ??」
「フォーゲル!」
「よし!なら、フォーゲル!私たちと共に来い。お兄さんにあいに行くんだ」
「うん!」
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「と、まあそれから三人は…おっと、連れが来ちまった。話はまた今度聞いてくだせぇ。え?あっしの名前でやんすか?そんな名のるほどの男でないもんで。」




