エクストラトラック2
二人で歩いていく。もう時刻はお昼を回ったくらいだ。すると、正面から真っ黒い猫耳の女の子がこちらに走ってくる。すっげー美人。んで、後ろから男が数人追いかけていた。女の子はロバルフとイヌスをみつけると、駆け寄ってくる。ロバルフも正義感から女に向かっていく。
「たすけて!!!」
「ワシの後ろに居ろ!フレア!」
「っバカ!やめろぉおおおおお!」
ロバルフの右手が炎に包まれそのまま横に振る。すると、獄炎が薙いだ。追ってきていた盗賊は一瞬で炎に飲まれ消えさった。
あたり一面が真っ黒になっていた。イヌスは女を守るように抱き、ロバルフの背中に隠れたので助かった。少しでもロバルフの前にいたら消え去っていたであろう。
「やりすぎたか?」
「やりすぎだーーー!!!バカか!考えろ!!」
「いや…全然魔力を使ってないのだが…」
「おじょうさん!大丈夫か?」
「無視かのぉ…」
イヌスは声をかけると、とても目は涙で潤み愛らしい表情が一層増す。
「ありがと…。お強いのね〜。あ、私はコルネって言うのよろしくね〜」
すると、ロバルフとイヌスは固まった。目と口が限界まで開いている。
「あの…どうされたの?」
二人は一気にコルネから距離を置いた。瞬く間に十メートルほどの距離が開いていた。
「『暗殺の黒猫』…」
「『国権の傀儡師』か。」
「え?私の事を知っているの?嬉しいわね〜。」
コルネはニヤリと自然の笑みだが、それが逆に恐怖を感じた。
「んで、あなたたちは??私の事を知ってて、あれほどの魔術を持つ人でしょ。よっぽど高名な方なんでしょ?」
「ああ。私はロバルフ。魔術師をしている。」
「お、俺は…イヌス…。剣士だ」
先ほどとは逆に、今度はコルネが目を見開いていた。
「えええ!?あなたちの方が有名じゃない!それにしても、なんであんたたちが旅をしてるのよ!」
「旅の理由は、ある男をs「まて!お前が先にいえ…。一国の姫がなぜここにいる…」
「私は…ダーリンを探してるのっ!てへっ」
コルネは、恥ずかしそうに顔を隠し腰を揺らしている…。
「お前には国王がいるじゃないか!!」
「あんな、じじぃはダーリンなんかじゃない。私は、あの人の音に惹かれたの…ああ!どこにいるの私のダーリン!」
「音だと?…。なあ、そいつは吟遊詩人か??」
「何?ロバノフさん!知ってるの!?私のダーリンを!!教えて!教えなさい!教えろや!!!」
「っく…。フゥッ…レ…ぁ」
コルネは、ロバノフに詰め寄り胸ぐらを掴んで揺らす。完璧に首が絞まってる。ロバノフは苦しみながらも、魔法を発動しようとした。それを察知したイヌスは急いでコルネを引き剥がした。
「バカ!落ち着け!あまりこの爺さんにちょっかいだすな!あの盗賊みたいになりたいのか!」
冷静になったのか、すぐに首をものすごいはやさで横に振る。ロバノフも詠唱をやめた。
「ロバノフ!お前もお前だ!すぐに、魔法を使うな!ったく…俺はバトルジャンキーだと思ってたのにお前らといると、調子が狂うぜ…」
「すまぬ…」
「お前は、本当にあいつの嫁なのか?」
「ええ!当たり前じゃない!あんな、プロポーズされたら…あっ///恥ずかしっ!」
「そのキャラうざいぞ。」
「馴れ初め聞きたい?ねぇ?聞きたい??どうしっよかな〜」
「なら、いい。行くぞロバノフ」
「ああ。わかった。」
「まっ!待ってよ!話す!話すから!」
「ったく。早くしろ…」
「イヌス。行かぬのか?」
「黙ってろ。じじい。」
「うん…」
「それじゃ、話すわよ?…彼は、今から2年前くらいかな?私の国に来たの。彼は素敵な不思議な楽器で不思議な音色を奏でて、国民はすぐに魅了されたわ。たくさんの酒場で、昼も夜も関係なく奏でていたわ。彼の噂は私にも届いて、じじぃに頼んで城に来させたの。彼の音に私も虜になったわ…。彼には私のスキルが効かなかったわ。それから、いろいろ手を尽くして、私の専属にしたの。でも1年後、彼はもうすぐここを去ると言った。私はここで暮らすことを頼んだけど彼の意思は固くてね。名前も教えてくれず去ってしまったわ…。彼はプライベートは話さない人だった…そして、去る時プロポーズしてくれたわ「君は指も長いし、手の柔軟性もあるからピアノに向いていると思う。俺は2年後建国する。もし、二年後も俺の事を覚えていたら国に来てくれないか?」ってね。私は二年間待ちそして、今日国を出て行ったの。したら、じじぃの騎士団が追いかけてきて…スキルを使ったんだけど人数が多すぎて、逃げてたらあなたたたちがいたの。」
「って、それはプロポーズじゃないだろ!!あいつの名前はブレーメンだ。俺たちもそんな事言われたぞ?」
「嘘よ!あれはプロポーズ!国に来てくれないかっまで言われたのよ!?!?」
「私は、五年前に男と会っている。そいつは、5年後俺の仲間になれなど言っての。国を追放されたし探してみるのも一興かと思ってな。」
「そう…。でも、ダーリンよ!それじゃ、私たちは同じ目的なのね。なら、一緒に行きましょ?」
「そうだな。そっちの方がいいだろう。私とイヌスでは、華がないしのっ!はははっ!」
「ったく…わかった…。」
「あら、暴君のイヌスが剣を持っていないじゃない!どうしたの?」
「無くした…。」
「ぷっ…。はははは!」
「笑うんじゃね!ぶっ殺すぞ!」
「はぁはぁ……。お腹痛い…。んぐっ!はっ!ほらっ!これを使いなさい。そして、私の剣になるのです!」
コルネは、後ろに背負っていた刀をイヌスに投げる。刀は柄は短めで刀身は先端に向かって幅広になっている刀だ。イヌスは片手で受けとるとそのまま鞘から抜いて刀身を眺め鞘にしまった。
「鋳造もんだが、仕方ね……。わかった。お前を守ればいいんだな」
「ええ!さあ!行くわよ!!」




