97話
フォカロルは無双を書きたかったんですが…表現がキッツイ…
てか、戦争はどこを書けばいいのか分からなくなります
ゴゴゴゴ……
地面が動き始めた。立っているのが困難なほどの大きな縦に揺れる地面。徐々に、谷が少しずつ閉じていく。そして、谷が完全に閉じると地面が大きく鳴いた。
その鳴きと共に地面の揺れが収まった。それが、この戦争の始まりの合図だった。
「「「「「うおおおおおおおおお!!!」」」」」
多くの武装した魔族が雄たけびをあげながら敵陣に向かていく。
空からは矢や石の雨が降る。しかし、それにもためらわず、特攻する。
「俺も行こうか…」
「いや、なぜ大将が前線に立つのじゃ…」
「し、しかし…」
「黙って立ってろ。」
話していると、突然前線から大きな水しぶきが吹き上がった。
「じゃろ?」
「…」
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フォカロルは、自分の指揮する隊が指示もなく勝手に特攻したので後を追うように前線に向かう。
現在神曲がないので、本来の力は出せないが元々座天使だったほど魔力があるのでカバーはできる。
数が三倍ほどの差があるので後にいたフォカロルの元にすでに敵が来ていた。
「地を通る水よ、我が意志に沿え『水泉』」
腕を前に差し出してせまりくる剣をもった魔族の足元から水が吹き出しそのまま水圧で吹き飛ばす。
そして吹き出した水はそのまま流れ続け、一匹の龍の形になっていく。
水でできた龍はその場でクネリながら、空を漂う。
「川流龍!引き込め」
フォカロルがそういうと、龍は地面すれすれを通りながら、そのまま敵軍に突っ込む。龍に触れたものはそのまま水の流れに従って龍の体内をぐるぐると回りながら溺れる。そんな龍が敵軍の中間ほど行ったが、一瞬大きな火柱が立ち龍が燃え尽きてしまった。
「おや。かなりやり手がおられるようで…」
フォカロルは目を閉じ索敵を行う。すると、先ほど火柱を起こしたであろう強い魔族の気配が自分に近づいていることに気づいた。
「まだ、戦うべきではないですね…。「雑魚をなるべく殺さねば、数で押し切られる頼んだぞ。」ですか…」
フォカロルは、素早く後退し今いた場所から少し離れる。
気配と行動からおそらく、戦闘脳筋タイプと判断しその場を離れる。こゆうやつは、強いやつと戦いたいので弱いやつは眼中にないと思うはずだ。
フォカロルは、素早く前線を移動し水流を出した位置からちょうど平行な位置にいる。そして、大気の水蒸気を空に集めていく。もともと黒い雲が覆っていたので、雲が増えても誰も気にならない。そして、フォカロルのもう一つの能力の風を操る力で、雲をまんべんなく、戦場を覆う。そして、ポツリポツリと雨が戦場を濡らしていく。
「これで、私の手の平ですね」
「フォカロル様!あ、雨が!」
「大丈夫です。さて、少し前線から離れてください。」
「は、はあ?…」
フォカロルは両手を地面につけると、雨が強くなってきた。しかし、その雨を降らせる雲は敵軍の上にしかない。だんだんと降り続けた雨は地面を泥濘に変え、布製の装備を重くし、視界を悪くさせた。
そして、降り注いだ水は地面に吸われて行く。数分間後、雨が突然やんだ。敵軍は今がチャンスとばかりつっっ込んでくるが、すでに遅い。地面に大量にしみこんだ水が突然あふれだし、濁流の津波になり戦場にいた敵軍を巻き込んで流れていく。
「はぁはぁ…申し訳ない…もう、魔力が切れそうです。少し、魔王様の元に報告しに行ってきますので、この場をお願いしますね」
フォカロルは地面から手を離し、駆けていく。
この津波によりおおよそ半分の敵軍が無くなり、魔王軍の士気が上がったのか再び雄たけびをあげて敵軍に攻めていく。




