戦闘・エリアボス
P.M6:30
「やっほー、昨日ぶりだねアリス...って...」
ログインしたばかりの紗良ことシオンの目に入ってきたのは右手にアサルトライフル、左手に拳銃を持っているアリスだった。
「その拳銃...どういうこと...?」
「いやぁ、徹夜でやってたからさ!実は他にも銃はあるよ!」
「いや徹夜って...疲れないの?」
「集中してたから!」
「そうなのね...あ、そうそう。そういえばもう一人連れてきたよ」
たった今このゲームにログインしてきたのはもう一人の同級生の朝霧悠馬だった。この世界ではユウマという名前らしい。
「あ、どうも。お久しぶりです。」
「お久しぶりです...ユウマさん...」
「まぁまぁ、そんなに堅苦しくしないで!とりあえず始まりの森行こ!」
アリスとユウマはシオンに連れられて始まりの森へと行った。
「ここが...始まりの森か...」
「とりあえず、モンスターを探そうか」
《敵が出現しました》
目の前に出てきたのは無数のスライムやゴブリンなどのモンスターだった。
「なにこれ!?敵多くない!?」
「確かに敵多いね」
「いやいや、これどうするのシオン!!このゲーム初めてのユウマには難しいかもだから私が...」
アリスの目に入ったのはスライムやゴブリンが全員消滅している状態だった。
どうやらユウマが初期装備の剣で全員なぎ倒したらしい。
「どういうこと!?」
「僕が全員倒したんだよ。あんまり手応えはなかった...」
「やっぱりわかってたけどユウマって天才だよねえ」
シオンは予想通りという態度で平然としていた。アリスは驚愕していた。
「えぇ...エグ...」
《ドロップアイテム:スライムの粘液》
《レベルが5上がりました》
《適正職業:アサシン》
「暗殺者...?なんだろ...とりあえずこれにしてみようかな...」
ユウマが選択したと同時に上から光が差し、刀が出てきた。
「刀...?」
「刀だ...」
「刀か...強そう...」
「つまりユウマは前衛ってことか...」
「それじゃあ、一旦エリアボスのところ行ってみる?」
「行こう!私の実力も上がったからね!」
「それじゃ、出発しようか。」
「ここがエリアボスの部屋...」
目の前にあったのは大きな金属製の扉だった。
「それじゃ、準備は出来てる?」
「応。」
「出来てるよ!」
「なら行こう!」
シオンが扉を押したら、大きな音を立てて扉が開いた。
そして出てきたのは大きな斧を持った怪物。
《エリアボスが登場しました》
「なにあれ...」
「とりあえず、銃を装備しないと...」
その瞬間、エリアボスが白い光を放つ太刀に斬られた。
「...流石エリアボス...硬いね...」
「速すぎない...?ユウマ...」
「これくらい普通だよ。それよりもアリスとシオン、援護してくれる?」
「「任せて!」」
「二丁拳銃装備!」
「出でよアサルトライフル!」
「「射出!」」
その瞬間怪物が大きな咆哮を上げた。
「一定時間の怯み...!?」
「これくらいなら...大丈b」
怪物が持っている斧によってユウマが吹っ飛ばされ、それによりユウマのHPはかなり減少していた。
「危ない...」
「ユウマは下がってて!私たちが殺る!」
アリスはとにかくアサルトライフルをオートエイム込みで乱射して全段HIT
そしてシオンは持ち前の身体能力で壁を登り空中に行き、敵の攻撃が届かないところから二丁拳銃で乱射していた。
「これでも倒れないの!?第一層でも強くない!?」
「あ...ヤバい...」
アリスの眼前まで迫っていたのは怪物の斧。
アリスが目を瞑り吹っ飛ばされるのを覚悟をした瞬間、怪物が咆哮を上げて、攻撃が止んだ。
ユウマが怪物に斬りかかっていたのだ。
「ユウマ!?死んじゃうよ!?」
「いや、回復薬を飲んだから問題はない。」
「ナイスユウマ!よくアリスを護ってくれた!」
「それじゃあ、畳み掛けるよ!」
アリスが後ろのほうで銃をオートエイム込みで乱射。
ユウマは前のほうで怪物と正面戦闘。
シオンは空中から怪物に銃を撃って、ユウマが攻撃を食らわないようサポートをしていた。
そして...
「これで決める。真・抜刀一閃」
目の前が白く光り、ユウマが怪物の体を縦に半分に切っていた。
「さ...流石ユウマ...強い...」
「思ってたよりも才能があるんだねえ...ユウマ...」
「平気?二人とも。疲れてない?」
「精神的には疲れたよ...」
「私は平気だけどね!毎日徹夜でゲームしてる甲斐があったよ!」
「徹夜はダメだよアリス...」
《ドロップアイテム:斧》
《全員のレベルが10上がりました》
「10もレベルが上がるんだ...これは早く割り振りたいな...」
「それは第二層に行ってからね!」
「うん!」
「それじゃ、第二層に行く準備は出来てる?」
「応。」
「平気だよ!」
《第二層に出発しますか?》
「「「Yes」」」
こうして私達は第二層へと進んでいった。




