ゲーム開始
スマホの通知が鳴った。
「よしっ!有紗、初期設定から説明するからやっていこう!」
「わかった...」
「まず機械を被るのはわかるよね。そしたら電源ボタン押して」
「えっと...これかな......あっ、起動したっぽい...」
「そうしたら初期設定画面に移行すると思う...」
《ステータスを割り振ってください》
「なんかステータスを決めろって書いてる」
「じゃあ成功だね。ステータスに関しては好きなようにやっていいよ~」
「わかった...」
(どうしようかな...ステータス)
最初にステータスに割り振れるのは100まで。
そしてステータスにあるのは攻撃、防御、速度、魔攻、魔防、魔力の6つだった。
(う~ん...やっぱり魔法もあるのか...難しいな...)
(じゃあ...あれにしてみよう...)
有紗は攻撃、速度に40振り、防御に20振った。
まるで魔法を使う気が全くないようなステータスだった。
なんとなく、ゼロはダメな気がしてるが、嫌な予感はしているが関係ない。
(別に魔法はいい...と思う...)
(それに多分、レベルアップとかそういうのでもステータスポイントはゲットできるだろうから...)
「紗良、ステータス設定は終わったよ。」
「よし、それじゃあ次は武器を決めよう。」
《武器を選択してください》
有紗の目の前に現れたのは剣、細剣、大剣、弓、槍、盾、銃の7つの武器だった。
「おすすめとかって...」
「んー...このゲームにはね、適正職業ってのがあるの。このゲームに搭載されているAIがプレイヤーの戦闘スタイルを解析してお勧めの職業を提示するっていう。だから、最初は剣がいいかな...」
「それじゃあ、剣ってことで」
有紗は剣を選んだ。
「あとは名前設定するだけだから平気だと思うよ!それじゃあ、私もちょっと起動してからそっちに行くね!」
「わかった...」
《名前を決めてください》
(名前...どうしよ...本名はダメだし...)
(あ、そうだ。アリスにしよっ!)
本名、高梨有紗はアリスとなった。
そうしてアリスが決定した瞬間、目の前が真っ暗になった。
(えっ...どういうこと?平気なの?これ...)
しばらくすると、目の前には噴水、周りには中世ヨーロッパ的な街並みの世界が広がっていた。
(わぁ...)
ここが紗良曰く、”第一層”とのこと。
そうして第一層に到着したアリスを待ち構えていたのは、紗良だった。




