第9章 2話
私達はなんとか山を登る。
ハッキリ言えばかなり気が進まない。
何せなんの装備も無しに雪山を登れという方が無茶な話。
だけど・・・。
そんな事を言ったら、この妖魔界に来てから今まででもかなり無茶な事はしていたけど・・・。
はぁ・・・。
仕方ない・・・。
私はゆっくりと登る。
この山は結構傾斜が厳しいので、あまり早くは登れない。
しかもこっちにはユニコがいるので、一直線に登るというのは無理。
斜め上に登る感じで登るしか無い。
ここは・・・かなりきついわね・・・。
それに・・・。
だんだん寒くなって来たわ。
雪の降ってる範囲に近づいて来たのね。
・・・え?
突然突風が吹き荒れる!
「きゃ!!」
フェアが私の体にぶつかる。
慌てて手で受け止める。
何・・・?
辺りを見渡す。
「・・・なっ!!」
それは突然だった。
一気に辺りが雪で覆われる。
何・・・!?
吹雪が吹き荒れる!!
「寒っ!ってか・・・何で急に?」
そう。
さっきまで全然その気配も無かったのに・・・。
「おそらく雪山地帯に入ったんですよ」
フェアがそういうけど・・・。
まさか・・・。
「これはまた・・・」
ロボも驚いている。
そりゃあそうよね。
ここでは私達の常識がまるで通用しない。
おそらく・・・。
これもここでは常識なんだわ。
まるで線を引いてるかのように、突然吹雪が吹き荒れる地帯になる。
さっきまで地面が見えていたのに、一歩入っただけで辺りが雪で覆われている。
これが妖魔界なのよね・・・。




