20話 フェロモン ☆
エロ度は、★
ご安心ください
翌週土曜日昼
午前の掃除が終わり昼食を外で食べる事に。
宏一「なぁレン。このままでいいのかな」
レン「え?まさか。え?」
怯える。
宏一「このままレンのことレンと呼んでていいのかな。彗蓮という素敵な名前があるというのに、いつまでも出会った頃と同じ名前で呼び続けてて。俺は、ヒロから宏一になったけどさ。レンはこのままでいいのか?」
レン「はぁぁぁぁああああああぁぁぁぁ」
宏一「なにその地獄まで通じてそうな深いため息は」
レン「てっきり『好きな人が出来た』って言われて別れ話になるんじゃないかって思ったよ」
宏一「いや、俺だけニックネームじゃなくて名前で呼んでもらっててさ。なんで茶化すのさ」
レン「茶化してないよ。そんな真面目な顔と声で言われたら。そうだ。宏一さんと呼ぶよりヒロに戻したら?宏一さんの友人たちはそう呼んでるんでしょ?もっと親密になりたいし。ヒロさんって呼んでもいいよね?ヒロさん」
宏一「レンがそれでいいなら。構わないよ。どうせなら、ヒロって呼んでもいいよ。その方がもっと近く感じるだろ?」
レン「いいの?」
宏一「いいよ」
というヤマもタニもないそしてオチもないってことにしてはどうかと思うのでもう少し。
土曜午後
レン「今日こそベッド見にミトリに行こうよ」
ヒロ「ああ」
3階フロアにあるベッドソファエリア
レン「涼しい」
昼過ぎから南風に変わり気温が高くなっていた。
レン「これいいんじゃない?」
ヒロ「どれ?」
電動ベッド
ヒロ「まだ早いから」
レン「うそうそ。でも電動ベッドのダブルサイズって展示されてないけどあるのかな」
ヒロ「シングルサイズばかりだな。年寄りになってもレンと一緒に寝たいけどな」
レン「介護は任せて!」
ヒロ「だから早いって」
レン「検索したらあったよ。電動ダブル。安心だね」
ヒロ「でもよく見て。介護用じゃないよ。手すりがない」
お目当てのダブルベッドを発見。
レン「ヒロさ、ヒロ。こっちこっち」
まだ慣れてない様子。
ヒロ「どれ?ベッドの上ではヒロの方がいいけど」
レン「そういうの人前で言うのおじさんくさい」
ヒロ「まぁオジサンだしな」
レン「それよりも。ベッドはスプリング派?板派?」
ヒロ「あー。スプリングでも良いけどあまり柔らかいのは苦手かな」
レン「腰が悪いの?」
ヒロ「まぁな。学生の頃にスポーツで傷めてからあまり柔らかいベッドは苦手なんだ」
レン「ごめんね。これからはもっと労わるね。腰は身体の要だって言うから」
ヒロ「いいよ。マットレス硬めにすればいいんだから」
レン《そういう意味じゃないけど。いっか》
ヒロ「ちょっと寝転んでみよ」
大きな体が靴を履いたまま寝転がる
ヒロ「なかなかいいよ。レンもおいで」
ちょっとまわりを見て居ないのを確認してから隣に寝転がる。
レン「これくらい広いと落ちる心配ないね」
ヒロ「だろ?やっぱりダブルじゃないかな」
レン「セミダブルも体験してみよ」
反対側にあるベッドに移動
レン「んしょ」
ヒロ「どれ」
レン「これも結構広く感じるよ」
ヒロ「確かに。くっついて寝るには密着感があって」
レン「うん。わかった。ヒロさん帰ろう」
ヒロ「なんで?もう?楽しいのに」
レン「ううん。ちょっと具体的すぎるから。ボク恥ずかしいよ」
ヒロ《あれ?堂々としてたらダメなの?世間からバカップルと言われても別に気にしないんだけど》
ヒロ「わかった。なんかごめんな。ちょっと調子に乗りすぎた」
レン「もう。ヒロさん何も分かってない。とにかく帰ろ」
ヒロ《なんだろ。なにかやりすぎてしまったのか?》
駅から自宅までの道のり。暑くて汗が止まらない。
ヒロ「もう少しで家に着く。あー汗でベタベタだ。帰ってシャワー入らないと」
レン「背中びっしょりだね」
ヒロ「ごめんな。隣で大汗かいて。臭かったら離れてもいいから」
レン「ん?そう?ボクはヒロさんのニオイ好きだけど」
ヒロ「そういうもんか?」
レン「フェロモンっていうもんじゃない?」
ヒロ「なんで、ミトリでは恥ずかしくて道路ではそういうこと言えるん?」
レン「ほら、室内という一定の空間と道路という開放的な空間とでは違うでしょ」
ヒロ「そういうもんか?」
レン「そういうもんだよ」
次回は、15日です。
エロ度は、★
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