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隠された力

ミアは少しヤンデレ感を出して書いています。

混乱している俺にミアは提案をしてきた。


「ねえクルト、私と一緒に政府軍で戦って。それが私にとってもクルトにとっても一番良い選択肢なの」


俺がミアとクーデター軍に?。訳が分からない。

俺は一層混乱しミアから遠ざかるようにさらに後ずさった。その際踵に何かが当たる感触がした。

振り返るとローネ少尉の足に踵が当たっていた。

ローネ少尉は俺の事をキッと睨みつける。


「クルト少尉…あなたは何をしているの!」


「!?」


「戦う意思が無いなら今からでも私を置いて逃げなさいバカ!中途半端な気持ちで私の…近衛の戦いに入ってこないで!」


ローネ少尉は力を振り絞り俺に叫んだ。

俺はどうして忘れていたんだ…。そうだ、ローネ少尉の言う通りだ。ここまで俺達を逃がす為に死んでいった仲間達。ヤーコブさんみたいに軍人でも無い人も犠牲になるこんな内戦を早く終わらせたいと思っていたはずだ。

そしてそれはマリーやローネ少尉、フィーアに乗る全員が思っている事。とっくに覚悟は決めていたはずだ。

今更ミアが敵側に居たからといってここで止まるわけにはいかないだろ…そうだよな父さん、母さん。


「ローネ少尉、ありがとう」


「え…」


俺は剣を構え直しミアと対峙する。俺が戦う意思を見せたことでミアは足を止めた。


「クルト?」


「ミア、悪いが俺はクーデター軍に入るつもりはないよ。逆にミアがこっちに来るなら…」


「分からない…。クルトが何を言っているのか分からない!」


ミアは剣を構え直すと俺に向かって突っ込んできた。


「クルト少尉!」


ローネ少尉が慌てて起き上がろうとする。


「大丈夫だ!」


「!?」


俺には分かる。ミアが繰り出そうとしている技が。

これは…刺突だ!。

俺はミアの剣を受け流し、受け流した力を反撃へ転用する。

ミアは反撃を予測していたかのように体を捻り躱すとさらに上段から剣を振り下ろす。

俺は両手で剣を横に持ち何とか受け止めた。


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