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楽しいショッピング

久しぶりに投稿できました!!

ー食品店オーフスー


「オーフス…ここだな」


露店から歩いて五分かからない内に買い出し食品部門のリストにある店、食品店オーフスに到着した。

店内に入ると生鮮食料品が棚高く積まれており、野菜や果物の香りが立ちこめていた。


「こんなに沢山の食品が…すごいですねクルトさん」


「ああ、俺もここまで大規模な食品店は初めて見る」


俺とマリーはその規模に圧倒されていた。


「あんたら、ここらじゃ見ねぇ顔だが…カップルで買い物かい?」


「な…!」


「…!」


俺とマリーは先程の変な雰囲気もあり、お互いに顔が赤くなる。


「ガハハッ。恥ずかしがらなくても見れば分かるぞ!。ところで兄ちゃんのその制服は海軍のものだな」

気まずい話題から外れた。俺は話題をそらす為に自己紹介をする。


「はい、王立海軍所属のクルト少尉です。隣にいる女の子は友人のマリーです。あなたは?」

俺がマリーを紹介した時、一瞬マリーがシュンとしたような…。


「俺はこの店の店主、ヤーコブだ。海軍さんがここに来たってことは食料の調達か?」


「ええ、そこでご相談なのですが…」


俺は制服のポケットから軍票を取り出す。これが果たして使えるのか…。


「この軍票でこのリストにある量の食料を分けて頂くことは出来ないですか?」


ヤーコブさんは俺が差し出した軍票をまじまじと見る。


「こいつは…。あんた、あのオルリックさんの部下だったのか!」


「ええ、そうですが…」


「なんだ、そうならそうと言ってくれ!このリストに書いてある食料品は全て俺が揃えてやるよ。揃えた食料は部下に港まで運ばせよう」


「それはこちらとしてはありがたいですが…。しかし何故?」


「アンホルトに住む連中は俺も含めてみんなオルリックさんに感謝しているんだ。今からちょうど4年前に海賊がここアンホルトの漁港を襲撃してきたのさ」


「海賊?」


「最近は見かけなくなったが以前は酷いものだったさ。海賊の連中は陸に上がると金目のものや食料などを強奪し、家に火をつけられた奴もいたくらいだ」


「それは…酷いですね…」


「俺達は軍に何度も海賊討伐の依頼を出したんだが、全く話を聞いてくれなかったんだ…。だが、オルリックさんは他の軍の奴らと違って俺達の話を聞いてくれた」


知らなかったな。あの無気力なオルリック艦長が4年前にそんなことを。


「そしてオルリックさんは軍から指令が出ている訳でもないのに艦長を務めていた駆逐艦1隻で海賊の拠点を攻撃。一網打尽にしてくれたんだ」


「駆逐艦1隻で…」


「その後、無断出撃の罪で降格になったって噂を聞いたからずっと心配だったんだが、アンホルトに住む全員オルリックさんには感謝してるんだぜ」


「そうだったんですね…」


「じゃあ早速リスト分の食料を用意しないとな。坊主、嬢ちゃん、オルリックさんによろしく伝えておいてくれ!」


「ありがとうございます。伝えておきます」


俺とマリーはヤーコブさんに頭を下げ、店を後にした。


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